新たな “物語” を紡ぐブランド渾身のモデルが集結! 時計フェアの中止による混沌とした状況でも、ホットな新作が次々と登場している。タグ・ホイヤーやパテック フィリップ、オメガ、ブランパン、フランクミュラーなどストーリーもまた興味深い最新作を紹介します。
パテック フィリップは、会社の歴史における重要な出来事の折々に記念モデルを発表するのが伝統だ。時計の開発や製造を行う新工場のPP6の落成を記念する2020年の最新モデルも大きな話題になっている。
この「カラトラバ 6007A」は、これまでの凝った複雑時計などと違い、シンプルな自動巻き3針で、ステンレススティールのケース、アラビア数字のブルーグレーダイアル、カーフスキンのレザーストラップという、パテック フィリップでは極めて珍しい仕様である。インフォーマルで若々しい印象もブランドの新時代を象徴しているかのようだ。
波乱に満ちた2020年を特別な感慨をもって振り返る日がいつか訪れるはず。そんな時に、この年とともに思い出すのは「カラトラバ 6007A-001」だろう。スティール製パテック フィリップもさることながら、新たなライフスタイルに合わせて高級時計の価値観も変化する転換点を象徴しているようにも思える印象的な時計だ。
今年は新作を見ることが叶わないと思っていただけに、嬉しいニュース! しかもパテック フィリップでは珍しいステンレスをケースを採用し、カーボンをモチーフにしたダイアルセンターやテキスタイルパターンの型押しストラップが新鮮だ。気になるのは日本に入る本数だが、購入希望者が殺到すること間違いないだろう。
文=菅原 茂(時計ジャーナリスト)/前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター)
(ENGINE2020年9・10月合併号)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
文=菅原 茂(時計ジャーナリスト)/前田清輝(ENGINE編集部シニア・エディター)
advertisement
PR | 2025.02.07
CARS
モータージャーナリストの島下泰久さんと、ルノー・アルカナ・エスプリ…
PR | 2025.02.07
LIFESTYLE
フランスの香り漂う――。エティアムの人気モデルに、麗しきゴートレザ…
PR | 2025.01.24
CARS
42台のそれぞれのディスカバリー物語【誕生35周年企画「私のディス…
2025.01.25
LIFESTYLE
まるで南国リゾートのような家 東京の自宅の隣にローコストで別荘を建…
2025.01.20
LIFESTYLE
オリジナルプリントは必見! フォトグラファー・秦 淳司さんによる、…
PR | 2024.12.24
CARS
「ベビーカーの頃からガタガタ道が好きでした」父から受け継いだ初代に…
advertisement
2025.01.31
瞬時で受注停止か 庶民のGクラス、待望のスズキ・ジムニーの5ドア、ノマド登場
2025.02.07
ジムニー・ノマドは小型車なのに、なぜ4名乗車なのか? もはや買えないんだけど、ちょっと気になる
2025.02.01
なぜ、ジムニー・ノマドは日本発売まで7年も掛ったのか? そこにはお客様を大切にするスズキの姿勢が見え隠れする
2025.02.02
特許取得、世界初のアースフェイズ機構 エンジン時計ジャーナリスト、数藤健のイチオシは、ムーンスウォッチ
2025.02.01
エンジン編集部のポルシェにトラブル発生 ボクスターを襲った異変に続き、911までダウン【エンジン編集部長期リポート 79号車 ポルシェ911カレラ4S(996型)#71】