2021.01.03

CARS

【メルセデス・ベンツ300TE(1992)との日々 ♯番外編】 同好会に参加しました! 仲間募集中です!

過去13年間分の雑誌記事をWEBで再掲載している連載です。毎週水曜日12時更新。今回は2020年1月1日からスタートしたWEB連載の1周年を記念して、2020年7月に行われたW124のイベントリポートをお届けします。


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W124型メルセデス・ベンツこそが趣味という幹事役の呼びかけに、こだわりのオーナー達が集まった。44号車もお邪魔して、みなさんにアンケートを行いました。


2020年7月某日、44号車と同じメルセデス・ベンツのミディアム・クラスを愛するオーナー達が、密にならない程度に集合するイベントが開催されたので、マスクをして参加した。横浜の集合場所に到着すると、いわゆる124型のメルセデス・ベンツが20台も集まっていた。


主催者は大竹永晃さん。20代の頃からずっと憧れていたW124型メルセデス・ベンツのオーナーズ・クラブに入ろうと思ったが、意外にも現在はなかったので、では、自分が幹事役をやろう!”と決意し、今年1月24日に「メルセデス・ベンツW124クラブ・ジャパン」を立ち上げた。


1.大竹永晃 2.300E(1989) 3.2020年4月 4.7万4590km(購入して100km)。5.初期型ならではのボディ剛性と販売当時本革シートよりも高価だった希少なベロアシート独特の座り心地。6.納車してからすぐにエンストに悩まされましたが、自分で部品を交換して治しました。

「2000年から2010年までは、W124専門クラブがあったんですけどね。いまは活動しているクラブがないので、自分がやろうと思いました。目的はトラブル対策などの情報共有です。メンバーはフェイスブックなどのSNSで募集したり、44号車のイベントがあったときに声をかけて集めました」


1.福山寿彦 2.300CE-24カブリオレ(1992) 3.2004年 4.約18万km(我家に来て約6万km)。5.屋根無しにも関わらず、丈夫なボディに、コスワース設計の7000回転まで気持ち良く吹け上がる24Vエンジン。6.屋根を開けた高速走行中、突然の大雨スコールに遭遇、ソフトトップの開閉が出来なくなったこと。後にハイドリック・オイルのメンテナンス必要性を知る(^◇^;)
1.桜井 淳 2.SL320(1995) 3.1995年11月 4.10万3600km(新車購入)。5.SLであること。ブルーノ・サッコデザインのロングノーズ・ショートデッキのカッコ良さと、3500rpm以上回した時の直6の気持ち良さ。6.幌の開閉シリンダーからのオイル漏れ、ガソリン漏れなどが立て続けに起こり、修理代に100万円を超えた時がありました。でも、親子三代、まだまだ乗り 続けます。
1.笠原 徹 2.E280T(1995) 3.2004年12月 4.18万500km 購入時から10万kmを走行。5.普遍的な直線的デザイン、抜群の直進性と高速安定性、豊富な部品供給(過去)、多彩なカスタム・パーツ(過去)。6.意外にトラブルは無く、路上停車はイグニッション・コイル、燃料ポンプ・リレーの不良による路上停車2回のみ。
1.柳下成彦 2.320TE(1993) 3.2014年8月 4.10万8989km。2014年8月購入時8万8000km。5.グリーンファブリックの内装。6.特にないが強いて言えば、高速道路で左フロント・ウインカーが飛んで行ったこと。

大竹さんはこの日に乗ってきた300E(1989年)のほかに、E320ステーションワゴン(1994年)を愛する“124型メルセデス・ベンツ2台持ち”だ。


「E320ステーションワゴンは230E(1986年)からの乗り換えになります。初めてのメルセデス・ベンツは2006年に買った220E(1993年)です」


なんでそんなに好きなんですか?


「若い頃から憧れていたクルマなんです。自動車雑誌に“品質が高い”とか、“部品を交換すれば新車になる”とか書いてあって、本当なんだろうか? 自分も感じてみたいと、ずっと思っていました」


国産車から220Eに乗り換えた大竹さん。220Eの高い剛性感、それによる安心感に驚いたという。


「ペダルの重さにも驚きましたけどね(笑)。とにかく、W124にすっかり魅せられてしまいました」


残念なことに220Eは追突事故に遇い、手放すことになった。


「しばらくC180(W203)に乗っていたんですが、ヤフオクで230Eを見つて落札しました」


1.金子真司 2.E320T(1994) 3.06年3月にヤフーオークションで購入。4.27万km。購入後走行約17万km。5.燃費以外はすべて気に入ってます。特に高速走行の安定性。シンプルなデザイン。6.最初のころはトラブルが出ると悩みましたが、3周目ともなると慣れます。スロットル・ボディ交換が出費としては一番痛かったです。
1.福井英一 2.230TE(1991) 3.2015年12月 4.約11万5500km。購入後約5000km。5.内外装の程度が良く、ほぼオリジナルの状態を保っているところ。6.購入時から機関はガタガタで、仕上げるために多額の投資をしてしまい、結果として、この車が来る前から所有していた、もう1台のS124(E320T)を手放すことになってしまったこと。
1.村山雄哉 2.500E(1993) 3.2017年1月 4.17万7000km。購入時16万1000km。5.いかにも精密な機械がきめ細やかに動いているのをひしひしと感じる運転感覚です。6.エンジンの熱害でコンピューターやエンジン電装関係がダメになり、最高速度20km/hに。目が飛び出そうなくらい高価になった各コントロール・ユニットなどを一新しました。
1.村山達哉 2.260E(1990) 3.2016年2月 4.7万1000km。購入後:1万9000km。5.良く動く懐の深い足回りによる柔らかな絨毯のような乗り心地にうっとりします。6.前オーナー様までの管理状態が素晴らしく、特段頭を悩ませたことはありません。内装剥がれなどのリペアに今後は力を入れようと思います。

230Eはサッコプレートのない初期型で新しい発見があったという。


「初期型の方がスポット溶接の数が多かったり、シートの構造が複雑だったりと手がかかっているんです」


この日乗ってきた300Eも初期型なのは、大竹さんが初期型を極めたいと思ったからだという。


大竹さんの“血中W124濃度”の濃さに驚いていると、ここに集まった人たちも負けず劣らずのツワモノだった。兄が260E、弟が500Eに乗る村山達哉・雄哉兄弟、E320ワゴンのオーディオ・アンプに真空管を使っている本多 勉さんなどなど、こだわりの愛車たちの集まりだったのである。


1.BELLS 2.280Eリミテッド(1993) 3.05年11月 4.14万3615km 所有開始から約9万5000km。5.良好な視界や取り回しの良さを伴った優れたドライバビリティ 6.(1)トラブルシュートに時間が掛かり、約1年半に渡り実家でお不動様になったこと(HFMユニット故障など)。(2)水性塗料導入初期の耐久性不足による塗装劣化のため、全塗装実施で費用が掛かったこと。
1.本多 勉 2.E320T(1995) 3.2007年 4.9万8500km。購入後距離2万5000km。5.ワゴンモデルのワイドボディ、内装のカスタマイズ、真空管アンプによるオーディオカスタマイズ。6.高速道路でのバースト。バースト時、2車線左右に振られながら事故になりそうだったが無事だったこと。アルミホイルも無傷で被害はタイヤのみの最小限で収まった。
1.亀井茂雄 2.230E(1991) 3.2020年4月 4.7万6000km(購入時より、3,000km走行)。5.「これぞ、メルセデス」って言われる乗り心地、ボディ剛性を味わいたかった。最終的には、外装・内装共に、グリーンで気に入ったので購入させて頂いた。6.取材直前のオルタネーターの故障で、路上で停止。多くの知人に救援に来て頂き、無事に整備工場まで入庫できた。
1.小林雅裕 2.500E 3.2011年 4.6万6000km 購入後2万3400㎞走行 5.普段使いもスポーティーな走りも出来る所。6.この車の前に乗っていた500を、そこそこの金額をかけた整備の帰り道で廃車にしたこと。ちなみに首都高で。

メンバーは現在も募集中。フェイスブックで「MERCEDES-BENZ W124-CLUB JAPAN」を検索してください。


集まった人達へアンケートを行った。写真のキャプションがその答えである。1お名前、2車名、3購入時期、4走行距離、5気に入っているところ、6痛かった思い出。


1.Kenji 2.230TE(1991) 3.2007年 4.現在19万3000km。購入後13万km走行。 5.角張ったデザイン、実用性の良さ、ゆったりとした乗り心地、運転のし易さ、急がせない独特な感覚、長距離が疲れない。6.特に無し。手を掛けると調子が良くなるので、常にメンテナンスをしてしまう。
1.塩田健一 2.E280LTD(1994) 3.2012年 4.5万2000km。購入後4万1500km走行。 5.外装/内装色(マラカイトグリーン/マッシュルーム)6.大きな故障は経験していません。強いて言えばEgのハンチングが酷かったです。だましだまし乗っていましたが、今年の車検取得時に修理しました。
1.イサカ 2.E320(1994) 3.2020年7月 4.9万5040km。自分ところに来てから約1万1000km。5.定番色だけど、黒系の色のため港などで写真映えするところ。6.ルームミラーが壊れてしまったことと、アンテナカバーが飛んで行ってしまって純正品が手に入らないこと。
1.安田勝利 2.E320クーペ(1994) 3.2018年 4.16万660km。購入時13万9700km。5.全てが気に入ってます!6.出先でサーモスタッドが壊れて水温がオーバーヒート手前まで上がる状態になった事です。
1.ムント・ライアン 2.E320T(1994) 3.2020年5月 4.16万4000km 5.14歳の時からこのW124は僕のドリームカーでした。ようやく今年(40歳で)買うことができました。6.今まで電気的な問題は多少ありましたが、それ以外は大丈夫です。
1.池田達哉(左)2.E280T(1996)3.2000年3月 4.9万3191km(手元に来てからは7万3265km)5.機能性が高く運転が楽(見切りが良い、ボディサイズが小さい、小回りが利く、上質で凝った作りのシート、ブラインドタッチで操作可能なスイッチ類。6.出先で立ち往生したことはない。痛いといえば、昨年秋にATのO/Hを実施して 懐が痛みました。 1.原田孝之(右)2.E320T(1994) 3.2011年7月 4.14万2000km。購入時から7万km走行。5.リアからの眺めと車に守られているように感じる乗り心地。6.伊勢神宮参拝途中でASRランプが点灯、スピードが出なくなりトランポで修理工場迄搬送されました。生物系のお土産を沢山買い込んでいたので、電車で行商人と間違えられる程荷物を持ち帰りました。重たくて痛い思い出です。

文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正


■44号車/メルセデス・ベンツ300TE(1992)
MERCEDES-BENZ 300TE(1992)
購入価格:168万円
導入時期:2008年9月
走行距離 30万8600km


2008年にENGINE編集部は「長期テスト44号車」としてメルセデス・ベンツ300TE(1992)を購入。1984年にデビューしたこの124型は「消耗部品をちゃんと交換していけば新車同然の状態で長く使える」と言われた名車で、それを検証すべく連載スタート。購入時の走行距離が3万4000㎞だった44号車は、12年後の2019年に走行距離30万キロを突破し、いまだ現役です。


(ENGINE2020年11月号)


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