2020.12.30

CARS

【メルセデス・ベンツ300TE(1992) 長期レポート ♯53 】タイヤをオール・シーズンに履き替えました!

過去13年間分の雑誌記事をWEBで再掲載している連載です。毎週水曜日12時更新。


***


編集部に来て4年半。17万㎞を超えてもますます元気な44号車。〝永久自動車〞は新しい靴で20万㎞を目指します!


オール・シーズンにしてみました!

今月の走行距離は2400㎞。通勤や取材のアシとして相変わらず活躍しています。ポルシェ911に乗るジャーナリストたちへの取材では、訪問するたびに「124、調子良さそうですね」とか、「どうしてこんなにキレイなんですか?」など、44号車に対するホメ言葉をたくさんいただいた。ポルシェ911オーナーから羨望を受けるとは! ちょっと誇らしい担当者である。


44号車がキレイに見えたのは足元のせいかもしれない。タイヤを履き替えたばかりなのだ。今回選んだのはグッドイヤーのオールシーズン・タイヤ、ベクター・フォーシーズンズ。本誌長期リポート艦隊における"永久自動車"として、20万㎞を目指す44号車に、季節を問わないオールシーズン・タイヤはぴったりだと思ったからだ。


オールシーズン・タイヤと聞くと腰が引ける向きもあるかと思う。剛性感が乏しくワナワナするのに、雪道では期待するほどには使えなくて中途半端という過去の記憶がよみがえる。とはいえ、アメリカでは乗用車の多くに標準装着され、ヨーロッパでも愛用されている。日本で使うと実際どうなのか? オールシーズン・タイヤの長期テストは、本誌の長期リポートの題材にも合っている。


ベクター・フォーシーズンズを履いて1カ月。ドライでの心配は払拭された。高速道路での安定感は高く、剛性感にも問題は感じなかった。それどころか、新品効果もあって、以前よりしっかりした感じがする。乗り心地もいい。ブルブルと揺れる微振動などはなく、タイヤがキレイに回っている感じで気持ちいい。フラットな乗り心地だ。


ロードノイズが増した感じもない。ただし、いままでうるさいタイヤを経験したことがないから、音に関してはメルセデス・ベンツ300TEの遮音性をホメるべきかもしれない。 雨天での印象も良かった。春の嵐のなかでも、グリップの低下は最小限だと思った。都心の雪ぐらいなら大丈夫かもしれない。20万㎞に向かって心強いタイヤだ。


夏期のドライ&ウェット路面から、冬期の突然の軽微な雪道まで、タイヤを履き替えることなく走行できるのが魅力だ。専用設計の全天候型コンパウンドを採用するほか、3Dワッフルブレード構造などにより四季を通じて安定した走りを支える。V字形グルーブは見るからに排水性能が高そう。サイド・ウォールにあるスノー・フレーク・マークは、欧州で冬用タイヤと認められた証。

文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=柏田芳敬


■44号車/メルセデス・ベンツ300TE
MERCEDES-BENZ300TE
購入価格:168万円
導入時期:2008年9月
走行距離:3万4570km+17万3400㎞


2008年にENGINE編集部は「長期テスト44号車」としてメルセデス・ベンツ300TE(1992)を購入。1984年にデビューしたこの124型は「消耗部品をちゃんと交換していけば新車同然の状態で長く使える」と言われた名車で、それを検証すべく連載スタート。購入時の走行距離が3万4000㎞だった44号車は、12年後の2019年に走行距離30万キロを突破し、いまだ現役です。


(ENGINE2013年6月号)


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