2020年に日本市場へ導入されたポルシェの電気自動車、ポルシェ・タイカンに、エントリー・モデルとなるベース・グレードの「タイカン」が追加された。これまでの「タイカン4S」や「タイカン・ターボ」、「タイカン・ターボS」がモーターを2つ備えた4輪駆動だったのに対し、「タイカン」はリアに1つのモーターのみを搭載する後輪駆動を採用する。
リア・アクスルに搭載されるモーターは、タイカンSと同じ有効長130mmの永久磁石同期モーターを搭載し、2段変速機と組み合わされる。バッテリーは79.2kWhのパフォーマンス・バッテリーが標準装備で、オプションで93.4kWhのパフォーマンス・バッテリー・プラスを選択できる。
公称出力はパフォーマンス・バッテリーを積む標準タイプが326psで、パフォーマンス・バッテリー・プラス仕様が380ps。ローンチ・コントロールとオーバーブースト・モードの使用時にはそれぞれ408psと476psにアップする。いずれの仕様でも、0-100km/h加速は5.4秒、最高速度は230km/h。出力が異なるのに加速性能などが変わらないのは、パフォーマンス・バッテリー・プラスの車両重量が標準仕様よりも重くなるからだと思われる。WLTCモードの最大航続距離はパフォーマンス・バッテリーが431km、パフォーマンス・バッテリー・プラスが484km。ちなみに、制動時の回生電力は最大265kWだ。
ブレーキは、フロントが6ピストン、リアが4ピストンのアルミ製対向キャリパーを装備。ディスクは360mm/358mmが標準仕様で、オプションのセラミックコーティングされた鋳鉄ディスク(PSCB)は410mm/365mmとなる。価格は1171万円。
文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2024.11.21
LIFESTYLE
冬のオープンエアのお供にするなら、小ぶりショルダー! エティアムか…
2024.11.21
CARS
日本市場のためだけに4台が特別に製作されたマセラティMC20チェロ…
PR | 2024.11.06
WATCHES
移ろいゆく時の美しさがここにある! ザ・シチズン の新作は、土佐和…
2024.10.25
LIFESTYLE
LANCIA DELTA HF INTEGRALE × ONITS…
2024.11.19
WATCHES
エンジン時計委員、菅原茂のイチオシ 世界限定1200本! グランド…
2024.11.01
CARS
これは間違いなく史上最速のウルスだ! プラグイン・ハイブリッドのウ…
advertisement
2024.11.16
こんなの、もう出てこない トヨタ・ランドクルーザー70とマツダ2 自動車評論家の渡辺敏史が推すのは日本市場ならではの、ディーゼル搭載実用車だ!
2024.11.15
自動車評論家の国沢光宏が買ったアガリのクルマ! 内燃エンジンのスポーツカーと泥んこOKの軽自動車、これは最高の組み合わせです!
2024.11.15
GR86の2倍以上の高出力 BMW M2が一部改良 3.0リッター直6ツインターボの出力をさらにアップ
2024.11.16
ニスモはメーカーによる抽選販売 日産フェアレディZが受注を再開するとともに2025年モデルを発表
2024.11.16
【詳細解説】320iセダンと420iクーペがドライバーズカーである理由を、自動車評論家の菰田潔が語る なぜBMWは運転が楽しいクルマの大定番なのか?