欧州全域のカー・オブ・ザ・イヤー、「カー・オブ・ザ・イヤー2021」で続いてイヤー・カーに選ばれたトヨタ・ヤリスに続き、GRヤリスが2021年英国カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
英国カー・オブ・ザ・イヤーは、2020年中に英国で発売された新型車を対象に、まずセグメントやカテゴリーに基づく12のジャンルでベストなモデルを決定し、その中からイヤー・カーを選出する。GRヤリスはまずパフォーマンスカー部門で1位になり、最終選考でもほかの11ジャンルのベスト・モデルを退け、頂点に立った。なお、標準モデルのヤリスもコンパクトカー部門の1位に選ばれている。
ほかのジャンルのトップは、高級車部門ではメルセデス・ベンツSクラス、大型クロスオーバー部門でランドローバー・ディフェンダー、クーペ部門でBMW4シリーズが選ばれるなど強敵揃いだった。日本車ではレクサスLCコンバーチブルがオープンカー部門、ホンダeがシティカー部門でベスト・モデルに輝いている。
前回と前々回の2年はテスラ・モデル3とジャガーiペイスがイヤー・カーに輝き、また今回もホンダeと、小型ハッチバック部門のフォルクスワーゲンID.3が、12傑入りを果たすなど、最近は電気自動車に票が集まる傾向が強くみられていた。
しかし、そこは走り好きで知られる英国人。「最初期のホットハッチに見られたようなエモーションを醸し出す」「久しくなかったほどドライビングが楽しかったクルマ」「今世紀に入って乗った中で最高のパフォーマンスカー」というGRヤリスを選んだ選考委員のコメントからもわかるように、GRヤリスの走りの良さは電気自動車の先進性や環境性能の高さをも凌いだようだ。
マニアックなスポーツカー・メーカーを持ち、多数の名立たるスポーツカーを多数輩出するなど走りにうるさい国として知られる英国での受賞は、GRヤリスに華を添えるものとなったといえるだろう。
文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2024.05.07
WATCHES
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」2024年春の新作 …
2024.05.03
CARS
【エンジン音付き!】新型フェラーリ発表! その名も「12チリンドリ…
2024.05.05
LIFESTYLE
著名な陶芸家がかつて住んだ朽ちかけた古民家をリノベーション 古道具…
2024.04.25
LIFESTYLE
McLaren Artura Spider × LANVIN CO…
2024.05.01
CARS
なんてお洒落な! 新車同然(いや新車以上!)の190SLと280S…
PR | 2024.04.23
LIFESTYLE
ベルトをスライド! エティアムの人気シリーズに、よりスマートになっ…
advertisement
2024.05.03
【エンジン音付き!】新型フェラーリ発表! その名も「12チリンドリ」 830馬力の自然吸気6.5リッターV12の最高回転はなんと9500rpm!!
2024.05.10
「なるほどアメリカで売れるワケだ」 ホンダのフラッグシップ・セダン、新型アコードにモータージャーナリストの国沢光宏が試乗!
2024.05.09
普通の人がファミリーカーとしてBMWを買うならこっち! BMW X1のディーゼル・モデルにモータージャーナリストの森口将之が試乗! 贅が尽くされている
2024.05.05
一生マニュアル、生涯ハイオク車に乗ると宣言する理由とは? 左ハンドルMTのプジョー406クーペに乗るオーナーが先輩から学んだ自動車の愉しみ方
2024.05.08
メルセデス・ベンツはこの顔じゃないと! EQSが伝統の横基調グリルを採用するマイナーチェンジを実施