2021.03.27

CARS

ジャガーもハイブリッド・モデルを拡大 Fペイスの2021年モデル登場

ジャガーがミドルサイズSUVのFペイスに一部改良を施した2021年モデルを発表し、日本での受注を開始した。新型では、新しいパワートレインやインフォテインメントを導入したほか、導入記念の限定車も用意している。


ディーゼルをマイルド・ハイブリッド化

エクステリアはボンネットの形状を一新。先端がフロント・グリル上部まで伸ばしたほか、パワー・バルジ=中央部分の盛り上がりを大型化している。またテールライトが、同社のEVであるIペイスにも取り入れられている、サーキットのシケインをイメージした新デザインとなった。内装は、ステアリング・ホイールとシフト・セレクターが新デザインとなり、センター・コンソールの収納スペースが拡大された。


パワートレインでは、2.0リッター直4ディーゼルがマイルド・ハイブリッドを組み合わせ204ps/430Nmの新型ユニットになったのがトピック。また、最上位グレードのSVRは搭載する5.0リッターV8スーパーチャージャーのトルクを680Nm→700Nmへと20Nmアップさせた。なお最高出力は550psのまま。SVRはトルクコンバーターの強化やサスペンションの再チューン、冷却性能と空力効率の向上なども図られ、0-100km/h加速は0.3秒短縮して4.0秒、最高速度は3km/h引き上げられ286km/hとなった。このほかに249ps/365Nmの2.0リッター直4ガソリン・ターボも用意される。


インフォテインメントは、ジャガー・ランドローバーの最新システムである「Pivi」の上級版、「Pivi Pro」を標準装備。ナビゲーション・マップのオンラインでのアップデートや「Spotify」などのアプリがデータ容量にかかわらず使える通信プランも用意される。オプションとして車内騒音の低減に寄与するアクティブ・ロードノイズ・キャンセレーションがジャガーではじめて設定された。


ボディカラーは、新規設定の4色を含む10色と、SVR専用のウルトラブルーの全11色。価格は710〜1350万円。


導入記念車の「ローンチエディション」は、249psの2.0リッター直4ガソリンを積む「RダイナミックHSE P250」をベースに、22インチホイールやスライド式パノラミックルーフ、空気イオン化テクノロジーなどを特別装備する。外装色は専用のポルトフィーノブルーで、ホイールやルーフ・レールなどがブラック仕上げとなる。限定30台。価格は1068.1万円。


ジャガーFペイス・ローンチエディション

文=関 耕一郎


(ENGINEWEBオリジナル)


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