キャデラックは2022年前半に発売する電気自動車、リリックを初公開した。キャデラック・ブランド初のバッテリーEVとなるニューモデルだ。




ボディ・タイプはクロスオーバーSUVで、ルーフ・ラインからスロープしたリア・ウインドウまで連続性のある造形が特徴。縦長のLED式ヘッドライトや、Cピラー直後からリアエンドまで続くテール・ライトも印象的だ。ホイールは20インチを標準装備し、オプションで22インチが設定される。
室内では、メーター・パネルからセンター・ディスプレイまでを一体化した33インチの大型LEDスクリーンが目を惹く。この画面上やステアリング・ホイールのスポーク部に集中させることでシンプルな造形に仕上げた。





プラットフォームは、GMのEV専用後輪駆動アーキテクチャーである「アルティウム」を採用。340ps/440Nmのモーターと、12モジュールで容量100kWhのバッテリーを搭載し、最大航続距離は480km以上に達するという。
回生ブレーキはGM独自の新世代システムである「バリアブル・リジェン・オン・デマンド」を導入。ステアリング・ホイールの感圧式パドルを用いて作動具合をコントロールすることができ、急停止時以外はブレーキ・ペダル操作を必要としない1ペダル・ドライブも可能にしている。
充電は190kWの直流高速チャージャーでは10分あたり約122km分、19.2kWの家庭用チャージャーでは1時間あたり約84km分の電力を補充できる。充電ポートは左フロント・フェンダーのホイール・ハウス後方に設置される。




運転支援デバイスでは「スーパークルーズ」がハイライト。特定の道路上で操舵も行う、自動運転技術レベル2に相当する機能だが、キャデラックは業界初の完全ハンズフリー運転支援と謳い、その制御レベルの高さに自信を見せる。
オーディオはAKGスタジオ製の19スピーカー・システムで、ヘッドレストにもスピーカーを内蔵。騒音を能動的に制御するアクティブ・ノイズキャンセラーは、最新式のシステムが搭載される。
生産は2022年第1四半期に開始。本国では今年9月から予約を受け付けるが、日本導入時期は現時点では公表されていない。本国での価格は5万9990ドルを予定している。


文=関 耕一郎
(ENGINEWEBオリジナル)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
PR | 2025.11.06
CARS
【参加者募集】限定モデルのジュリア クアドリフォリオ エストレマで…
2025.10.29
CARS
夢の共演が再来!【JMS2025】ミニとポール・スミスの新作がワー…
2025.11.01
CARS
これぞ日本の誇り!「センチュリー・クーペ」が目指すのは鳳凰が降臨す…
2025.11.01
LIFESTYLE
築55年のマンションを、モダンにリノベーション 地方出身の建築家夫…
PR | 2025.10.28
CARS
【マセラティ111周年】1万円ギフト券付き試乗&特別ギフトボックス…
2025.10.25
LIFESTYLE
BMW Z1 × LOEWE スタイリスト・祐真朋樹の「乗る車 ×…
advertisement
2025.10.29
GT-Rと同い年!新しくなった三菱デリカD:5が10月30日から予約注文開始【JMS2025】モビリティショーではプロトタイプを展示
2025.11.05
1000馬力までパワーアップしたGT-Rのエンジンを搭載するSUV!インフィニティQX80 R-Spec登場
2025.10.28
ランチアが“インテグラーレ”でWRCに復帰! 来季のモンテカルロで再デビュー
2025.11.04
至高の5気筒サウンドに感謝しかない!マイチェンした「アウディRS3」をワインディングで試す
2025.10.29
2026年夏頃発売!日産4代目エルグランド登場【JMS2025】打倒アルファードとなるか