2021.06.10

CARS

320psを誇るスーパーSUVの「R」がデビュー VWティグアンがフェイスリフトで新しくなった

フォルクスワーゲン・ゴルフのSUV版といえる小型SUVのティグアンが4年ぶりにフェイスリフトし、日本市場への導入が開始された。

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最速・最強モデルが日本初登場

注目は最速・最強モデル、ティグアンRの追加。フォルクスワーゲンSUV初の「R」モデルで、ドイツをはじめとする欧州市場ではフェイスリフト前の従来モデルから設定されていたが、日本市場に導入されるのは今回が初めて。パワートレインは最高出力320ps/5350-6500rpm、最大トルク420Nm/2100-5350rpmの2.0リッター直4ターボと、高トルク対応型のデュアルクラッチ式7段自動MTのDSGとの組み合わせで、駆動方式は4WD。左右後輪間の駆動力配分を調整して旋回性能を高めるゴルフR譲りのRパフォーマンス・トルクベクタリングを備える。舵角依存式可変レシオのプログレッシブ・ステアリングや、スポーティな専用設定が施された「レース」モード、専用デザインの前後バンパーや255/35R21タイヤといった専用装備も多数与えられる。







標準モデルはエンジンを刷新

また、直4ガソリン・ターボのTSIは従来の1.4リッターから1.5リッターの最新ユニットに変更。最高出力150ps/5000-6000rpm、最大トルク250Nm/1500-3500rpmという出力は従来の1.4リッターと同等だが、気筒休止機能や6段から7段へと1段増やされたデュアルクラッチ式7段自動MTの採用もあり、JC08モード燃費は13.0 km/リッターから15.5km/リッターへ向上している。駆動方式はFFのみで、グレードは下位から「TSIアクティブ」、「TSIエレガンス」、「TSI Rライン」の3タイプ。さらに導入記念モデルとして特別仕様車の「ファーストエディション」も用意される。なお、従来型にはラインナップされていたディーゼル+4WDは現状では設定されていない。

運転支援システムもグレードアップ。Rを含む全車に新規採用された「トラベルアシスト」は、0-210km/hの範囲内で、同一車線内でのレーンキープと車間維持を行い、完全停止までの運転をサポートする。

インフォテインメントシステムは常時接続のコネクティビティ機能を装備。オンライン・サービスとの併用で最新の渋滞情報を入手できるほか、スマートフォンの専用アプリを介して窓の閉め忘れや駐車位置の確認、ドアロック操作などが行える。

価格はTSIが407.9〜503.9万円、ファーストエディションが524.9万円、Rが684.9万円となっている。













(ENGINE WEBオリジナル)

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文=関 耕一郎

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