2021.07.06

CARS

14年ぶりに生まれ変わった陸の王者 新型ランドクルーザー300系登場

今年で70周年

トヨタ・ランドクルーザーがフルモデルチェンジ。2007年に登場した200シリーズの後継で、新型は300シリーズと呼ばれる。ランクルはトヨタの最上位SUVにして、ときに人命を支えるべく道無き道を行く道具として期待されることも多い。そのため、この300系では歴代モデルが重視してきた信頼性・耐久性・悪路走破性を継承しつつ進化させ、同時に世界中のどんな道でも運転しやすく疲れにくい走りを目指して開発されたという。





フレーム構造シャシーを踏襲

プラットフォームには本格オフローダー向けのGA-Fを採用。新設計ながらフレーム構造を踏襲、剛性を高めながら重量を削減し、車両全体では200kgの軽量化を実現している。あわせて、サスペンションの構造改善や低重心化、重量配分の適正化を図った。

悪路走破性を追求し、先代と同等の全長、全幅、ホイールベースや路面との対地角を維持。さらに、新しいサスペンションはタイヤを路面から浮き上がりづらくさせ、電子制御スタビライザーを用いることで接地性を向上させたほか、路面状況に対応する自動モード選択機能や、進路上の障害物をディスプレイで確認できるデバイスを採用した。

また、ライトやバンパーはオフロードでダメージを受けにくいようデザインとし、インパネは車体の姿勢を認識しやすいよう、水平基調の造型とされている。スイッチ類のレイアウトや色と形状は、直感的な操作に貢献するよう検討されたものだ。





2種類のV6を搭載 ハイブリッドの設定はナシ

エンジンは2機種のV6ツインターボを採用。3.5リッター・ガソリンが415ps/650Nm、3.3リッター・ディーゼルが309ps/700Nmを発生する。トランスミッションは新開発の10段AT。従来型を超える動力性能とドライバビリティを狙いつつ、CO2排出量は全世界・全台数で試算した場合、約10%低減できる見込みだという。

発売は初代誕生から70周年にあたる今年の夏以降となる予定。今回、バリエーションなどについては言及されなかったが、細部の造型が異なる2タイプと、GRエンブレムを与えられた仕様の画像が公表されている。詳細の判明まではもう少しの辛抱だ。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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