2021.08.24

CARS

荷室はクラス最大級 早くも新型フォルクスワーゲン・ゴルフにワゴンが加わった

2021年6月に発表したハッチバックに続き、早くも新型フォルクスワーゲン・ゴルフにステーションワゴンの「ヴァリアント」が追加された。ハッチバックはコロナ禍の影響もあり本国での発表から日本への導入まで1年9ヶ月を要したが、ヴァリアントは本国発表から1年以内で上陸を果たした。

ゴルフらしさはそのまま

歴代モデル同様、ハッチバックをベースにボディの後半を刷新することでワゴンに変更。フロントまわりはハッチバックのまま。リアまわりも形状は異なるものの、テールライトの意匠をはじめ、ハッチバックと同じイメージを踏襲している。





ホイールベースも延長

ボディ・サイズは全長4640mm×全幅1790mm×全高1485mm、ホイールベースが2670mm。ハッチバックよりも全長が345mm、ホイールベースが50mm長い。先代のヴァリアントと比べると全長を65mm拡大し、全幅は10mm縮小。全高は同等とした。ホイールベースは+35mmで、後席レッグルームの最大値は+38mmの941mm。荷室容量は611リッター(5人乗車時)〜1642リッター(最大値)で、6〜22リッター拡張されている。5人乗車時の容量はハッチバックの380リッターよりも実に231リッターも大きい。

デジタル化が推進されたプレーンなデザインのインパネはハッチバックと同じものを用いている。通信モジュールを内蔵する最新世代インフォテインメント・システムと、液晶パネルを用いたヴァーチャル・メーターは全車標準装備。また、ステアリング・ホイールやダッシュボードのスイッチ類はタッチ操作式を多用、小型化したシフト・セレクターを採用する点も変わらない。

運転支援機能の拡充も図られている。同一車線内全車速運転支援システムは0-210km/hの範囲内で作動し、車間距離と車線の維持をサポート。暴走事故を防ぐ緊急時停車支援システムや、ドアを開けた際に後方からの接近車両などを検知する降車時警告機能ともども標準装備される。







48Vハイブリッドで走りも燃費も向上

エンジンはハッチバック同様、1.0リッター直3ターボと1.5リッター直4ターボ。どちらも48Vマイルドハイブリッド・システムを採用している点も変わらない。1.0リッターは110ps/200Nm、1.5リッターは150ps/250Nmを発生。ドライブトレインは湿式デュアルクラッチ・タイプの7段自動MT(DSG)を組み合わせる前輪駆動だ。

1.0リッターと1.5リッターにそれぞれ2グレード、全4機種を展開するラインナップもハッチバックと同様だ。価格は305.6万円〜389.5万円。







文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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