2021.11.20

CARS

絶滅する前に乗っておきたいクルマのマイ・ベスト20 自動車ジャーナリストの藤島知子が選んだ第1位を発表!!

コロナ禍の今、「エンジン・ホット100」選考委員が身銭を切っても欲しいのはこのクルマ! 雑誌『エンジン』の名物企画、「エンジン・ホット100ニュー・カー・ランキングス」の43名の選考委員それぞれが、2021年の今だからこそ買いたいと考える20台を挙げた。自動車ジャーナリストの藤島知子さんは電動化が進む今だからこそ、絶滅前にその醍醐味を味わっておきたいクルマを選んだ。

醍醐味を満喫できるクルマ

地球環境との共存はクルマにとって重要なテーマだが、永続的に在り続けると思われていたエンジンは、フェード・アウトすると宣言するメーカーも出始め、電動化に舵を切っている。今回の20台は、近い将来、私たちを取り巻く環境が大きく変化していくことを考慮して、いまその醍醐味を満喫できると思うクルマを選んだ。

1位 トヨタGRヤリス



各社がエンジン車のハイパフォーマンス・モデルを諦めるいま、身軽さを活かした抜群の操縦性で走る喜びをもたらしてくれる貴重なBセグのホットハッチ。量産車でありながら、スーパーカー並みの組み上げ工程で生産される点も凄い。

2位 レクサス LC(コンバーチブル含む)



レクサスのフラッグシップ・クーペとして、エモーショナルな魅力を放つLC。発売から4年が経ったいまも、迫力と独特の存在感は未だ色褪せていない。V8 5L自然吸気エンジンの咆哮は、上品さの中に獰猛さが潜み心をザワつかせる。

3位 アストン・マーティンDBS スーパーレッジェーラ(ヴォランテ含む)



アストン・マーティンの美意識があふれるスタイルに、研ぎ澄まされたパフォーマンスが備わる特別なモデル。カーボンをあしらう軽量ボディに900Nmを発揮するV12 5.2Lツインターボを搭載。紳士的な側面と野性味に翻弄される。

4位 ホンダNSX



低重心化したボディにV6エンジンと3モーターHVを搭載。音もなく忍び寄る妖しさ、パワーを自在に操れる技術的な提案がホンダらしい。

5位 ルノー・メガーヌ(RS含む)



R.S仕様は、5ドアの実用性とハイセンスなルックスを備え、多彩なシーンにマッチする。大人が乗りこなしやすいハイパフォーマンス車だ。

6位 スズキ・ジムニー(シエラ含む)



四角いボディや頑丈なフレーム構造を新型車で実現してみせたジムニー。乗り手がクルマを道具として使い倒すアナログ的魅力が新鮮に映る。

7位 シトロエン・ベルランゴ



カングーの独壇場だった市場に投じられたベルランゴは、シトロエンならではのホンワカ系の乗り味と使って楽しい実用的な収納装備が満載。

8位 ランドローバー・ディフェンダー



悪路を駆け抜ける走破性に妥協はなく、モノコック化したものの、オン・ザ・レールの走りに驚愕。アウトドアで活躍する機能装備も充実。

9位 メルセデス・ベンツ Sクラス・セダン



デジタル・コクピット、ARを活用したヘッドアップ・ディスプレイなどクルマとの向き合い方は新世代。Sクラスとしての走りに揺るぎなし。

10位 三菱エクリプス・クロス(PHEV含む)



エクリプス・クロスPHEVは、モーターとエンジンが連携するスポーティな走り、悪路走破性、給電機能を活用できる才色兼備なSUV。

11位 マツダ・ロードスター



ライトウエイトなFRスポーツカーを手足のように操る楽しさに目覚めさせてくれる1台。オープン・エアで季節を身近に感じられるのも魅力。

12位 スバル・レヴォーグ

日本の家族にジャスト・サイズのワゴン。高剛性ボディと優れたシャシーが抜群の操安性をもたらす。アイサイトXの優れた制御に注目。

13位 アルピーヌ A110(S含む)



アルピーヌの魅力を味わい尽くせるライトウエイト・スポーツ。往年の名車のイメージを現代の要件を満たして復活させたあたりもお見事。

14位 アウディRS6 アバント

アウディらしい精緻でクールなスタイルに泣く児も黙るRSの獰猛さを与えた究極のワゴン。21インチ仕様の乗り心地の良さに驚かされた。

15位 BMWアルピナD3/B3(リムジン、ツーリング)



BMW M3の6気筒をベースにアルピナ独自のエッセンスを加えて磨き上げたクルマづくりは、どこまでも奥深く、洗練された走りで唸らせる。

16位 マクラーレン720S(スパイダー含む)



F1などのコンストラクターが培ったノウハウをロードカーに投じ、徹底した低重心化やシャシー性能など、ストイックな走りに魅せられる。

17位 ボルボXC60



天然木を思わせる木目パネル、仕立ての良いインテリアは居心地が良く、運転支援機能も充実。ストレス・フリーでレジャーに繰り出せる。

18位 日産ノートe-POWER

エンジンは発電役に徹し、100%モーターで走るe-POWER。新しいリヤモーターを載せた4WDはパワフルで快適な新次元の走りを披露。

19位 ホンダe



愛らしいキャラクターでハートフルに向き合える電気自動車。後輪駆動の走りや抜群の小回り性など、ホンダらしいユニークさが光る。

20位 DS7クロスバック

独創的な手法でプレミアム性を表現するDS。宝石のように輝くライト、ラグジュアリーなインテリアなどクルマの域を超えた演出に釘付け。

文=藤島知子(モータージャーナリスト)



(ENGINE2021年9・10月号)

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