2021.11.03

CARS

コクピットが斬新! トヨタが2022年に発売する電気自動車、bZ4Xが姿を現す

トヨタが新型の電気自動車(EV)、bZ4Xの詳細を公開した。ハイブリッドや燃料電池の普及に力を入れてきたトヨタが遅ればせながらバッテリーEV(BEV)市場への本格参入を図る。

2025年までに7車種のbZモデルを投入

bZ4Xの「bZ」は専用プラットフォームを持つトヨタの新しいBEVに付けられるシリーズ名。「ビヨンド・ゼロ」(beyond・zero)の頭文字から名付けられたもので、ビヨンド・ゼロ=「ゼロを超えて」、つまりゼロエミッションだけではなくそれ以上の価値をもたらすというトヨタのBEVに込める思想を表している。その第1弾がbZ4X。「4」は車格、「X」はボディ形状など車型を表している。このモデルはRAV4サイズの中型SUVだが、今後、1、2、3と名付けられた小型車や、5,6といった大型車、またXとは異なる別のアルファベットの車名を持つセダンやクーペ・タイプのBEVが登場するということだ。ちなみにトヨタは2025年までに7車種のbZモデルを投入する予定だ。



ほぼトヨタRAV4と同サイズ

ボディ・サイズは全長4690×全幅1860×全高1650mmで、ホイールベースは2850mm。RAV4と比べると全長は90mm長く、ホイールベースは160mmも長い。車両重量はFF車が1920kg、4WD車が2005kgだという。



スバルと共同開発したプラットフォームを採用

「e-TNGA」と呼ばれるスバルと共同開発したBEV専用プラットフォームを採用。前輪駆動(FF)ベースで、後輪用にモーターを追加した4WDも設定されている。パワートレインは、FF車が204ps(150kW)の1モーター、4WD車は109ps(80kW)のモーターを前後に1つずつ配し、システム総合出力は218ps(160kW)となる。0-100km/h加速は、FF車が8.4秒、4WD車が7.7秒だ。

駆動用バッテリーは355V、71.4kWhのリチウムイオンで、薄い電池パックがキャビン床下全面へ搭載することで低重心化に寄与する。150kW急速充電に対応するほか、10年後に90%という容量維持率を目標とし、リユースやリサイクルにも力を入れるという。航続距離はFF車が500km程度、4WD車が460km程度になる見込み。また、年間で走行距離約1800km分の充電が可能なソーラーパネルを屋根に装着することもできる。



気分はパイロット!?

内装では、インパネにメーターをステアリングの上から眺める特徴的なデザインを採用。また、ステア・バイ・ワイヤを採用したモデルは航空機の操縦桿を彷彿させる異形のステアリング・ホイールが装着される。可変レシオを採用することで最大回転角度を左右それぞれ約150度に抑えた。これにより、高速道路や市街地はもちろんのこと、Uターンや車庫入れまでステアリングを持ち替えることなく操舵できる。さらに、ヒザまわりの広さやメーター視認性向上にも貢献する。

ハイブリッドや燃料電池などトヨタは電動化において幅広い選択肢を揃えているが、BEVが手薄だった。しかしbZシリーズの登場で、どうやら磐石の体制を築けそうだ。なお、bZ4Xの発売は2022年中盤を予定している。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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