2021.11.18

CARS

攻めの価格戦略で電動化を後押し BMW・X3の電気自動車、iX3がデビュー

先日、日本での販売が開始されたBMW・X3をベースにした電気自動車、iX3が発売された。同じ日に発表されたBMW・iXよりもひと回り小柄なSUVスタイルの電気自動車だ。

内外装はほぼガソリン・モデルと同じ

外観は基本的にガソリン・モデルのX3に準じるが、BMWロゴやフロント・グリルの周辺、リア・スポイラーなどに専用の青い装飾を用いることで差別化。内装もスタート・ボタンやシフト・セレクター周辺をブルーで彩っている。



1モーターの後輪駆動で286ps、航続距離は460km

パワートレインは、286ps(210kW)/400Nmの電気モーターをリアに配置し、後輪を駆動する。キャビンのフロア下に搭載された駆動用リチウムイオン・バッテリーは容量232Ah/80kWh、一充電あたりの航続距離はWLTP値で460kmだ。

急速充電は80kWまで対応し、10分で約80km分、70分以内で約80%のチャージが可能。最大9.6kWの普通充電でもカラの状態から約8時間で100%に達する。



プラグイン・ハイブリッド並みの価格を実現

運転支援機能は3眼カメラとレーダー、高性能プロセッサーを組み合わせたBMW最新のシステムを採用。高速道路での渋滞時に利用可能なハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能や、直前のルートを50mまで自動的に後退できるリバース・アシストを含むパーキング・アシスタントなどを装備している。

コネクティビティもフェイスリフト版の新型X3と同等の最新版を装備。専用アプリを導入し、スマートフォンやAmazon Alexaと連携できるBMWコネクテッド・ドライブや、AI技術により自然な会話に近い音声入力ができるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントは標準装備だ。

iX3 Mスポーツのみの1グレードのみ。注目は862万円という価格。駆動方式の違いなどはあるものの、X3のプラグイン・ハイブリッド、X3・xドライブ30eに対して5万円高でしかない。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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