コロナ・ウイルスは自動車業界にも影響を与えた。モーターショーが中止になり、生産が停止し、新型車の発表も遅延が発生。大きな影を落としている。そんな厳しい状況下ながら幸運なことに、2020年もたくさんの魅力的なニューモデルに試乗することができた。そのなかから、心に刺さった5台を、<スポーツカー篇><SUV篇><EV篇>の3つのジャンルに分けて振り返ってみたいと思う。シリーズの最終回はいよいよ本格的に動き始めた<EV篇>をお届けする。
***
DSブランドの末っ子、DS 3に設定された電気自動車(EV)。PSAは車格に応じて電動化戦略を分けていて、プジョー308やシトロエンC5エアクロス、DS 7クロスバックなど、トヨタ・カローラ、VWゴルフ・サイズよりも大きなモデルはハイブリッド、プジョー208、シトロエンC3、DS 3などの小さい車種はバッテリーの電気のみで走るEVを採用している。電動化されたDS 3 Eテンスはというと、これがラグジュアリーなDSブランドの良さをさらに高める上質な走り味を有していたのだ…… 。
DS 3 Eテンス海外試乗
/article/detail/3263715
電動化においても激しいつばぜり合いを繰り広げるメルセデス・ベンツ、BMW、アウディのドイツ・プレミアム御三家。「i」シリーズで先鞭を付けたBMW、EQCを投入したメルセデス・ベンツに続いて登場したのがアウディeトロンだ。SUVスタイルのeトロンのほかに、クーペ・ルックのeトロン・スポーツバックを持ち、日本にはまずスポーツ・バックの方が先に上陸を果たした。メルセデスらしい上質な乗り心地が際立つメルセデス・ベンツEQCに対し、eトロンはアウディらしいスポーティな走りが魅力だ…… 。
アウディeトロン・スポーツバック
/article/detail/3307823
残念ながら試乗することは叶っていないが、このクルマを忘れることはできない。今回で4代目となるチンクエチェントことフィアット500の新型はなんとEVのみで発表された。このあと内燃機関モデルが追って登場するというウワサもあるとはいえ、衝撃的なニュースだった。先代のイメージを色濃く残したスタイリングはこれまで同様、大きな人気を博すのは間違いないだろう…… 。
フィアット500海外発表
/article/detail/3275013
ハイブリッドでは先行する日本だが、EVでは欧州勢に遅れを取っているのが正直なところ。そんななか、ホンダから魅力的なEVが誕生した。それがホンダe。シティ・コミューターと割り切ることで、コンパクトで軽くて、安価にするというコンセプトもさることながら、評価が高いのは初代シビックの面影がある内外装のデザイン。海外からも称賛の声が多数聞かれ、ドイツでは2021年の「カー・オブ・ザ・イヤー」に輝いているのだ…… 。
ホンダe国内試乗
/article/detail/3315236
ホンダe国内発表
/article/detail/3307203
SUVや小型車など、実用車が中心のEVのなかにあって異彩を放つのはポルシェ・タイカン。ポルシェ初の量産型電気自動車だ。911の水平対向6気筒をはじめ、ポルシェの魅力のひとつである秀逸なエンジンの代わりにモーターを搭載することに対して「EVでもポルシェらしさが表現できるのか」と懐疑的な声も聞かれた。しかし乗ってビックリ。新しい感覚感覚をもたらしつつも、紛うことなきポルシェに仕上がっていた…… 。
ポルシェ・タイカン国内試乗
/article/detail/3318337
ポルシェ・タイカン海外試乗
/article/detail/3254367
ポルシェ・タイカン海外発表(前篇)
/article/detail/3247417
ポルシェ・タイカン海外発表(後篇)
/article/detail/3247420
(ENGINEWEBオリジナル)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。
advertisement
2024.07.20
CARS
クルマは「自由な時間をくれる相棒」という漫才師のオール巨人さん 愛…
PR | 2024.06.28
WATCHES
宇宙のロマンがここにある! 壮大なる宇宙の風景を表現する限定モデル…
2024.07.03
CARS
「プレジデントは愛人です」という俳優の寺島 進さん、43歳で買って…
PR | 2024.07.16
WATCHES
ザ・シチズンの100周年記念限定モデルの文字盤はなんと、藍染和紙!…
2024.06.29
LIFESTYLE
MASERATI GranTurismo × FENDI スタイリ…
PR | 2024.07.16
WATCHES
パテック フィリップは旅時計も超複雑時計も革新・進化を続ける! シ…
advertisement
PR | 2024.07.17
アバルト695の最後の限定車、「695 75°アニヴェルサーリオ」が350台限定で登場
2024.07.20
クルマは「自由な時間をくれる相棒」という漫才師のオール巨人さん 愛車は5リッターV8マニュアルの素敵なBMW Z8
2024.07.03
「プレジデントは愛人です」という俳優の寺島 進さん、43歳で買って17年を共にした愛車が工場入り 動かなくなっても持ち続けるという言葉がジンとくる
2024.07.10
500馬力のスーパースポーツよりマツダ・ロードスターのほうが上の理由とは? モータージャーナリストの斎藤慎輔がズバリ指摘するND型ロードスターの魅力
2024.07.18
アウディA4がフルモデルチェンジ A5に改名した理由や、一新された外観や進化した中身を解説