2021.12.17

CARS

軽自動車で最も燃費がいい 新型スズキ・アルト登場

スズキが新型アルトを発表した。7年ぶりのフルモデルチェンジで、これで9代目となる。

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室内の広さを拡大

スタイリングはスクエアな形状に広いガラス・エリアを組み合わせ、視界を拡大。全高は先代より50mm高くなり、室内高は40mm、室内幅は25mm、フロント・ドア開口部の高さを20mm拡大することで、居住性と前席乗降性が向上している。また、シャシーには高剛性構造や振動に対して高い減衰効果を持つゴム系接着材のマスチックシーラーなどを採用することで、操縦安定性や乗り心地、静粛性を引き上げている。



マイルド・ハイブリッドを採用

パワートレインは2タイプ。1つはR06D型のマイルド・ハイブリッドで、エンジンが49ps/58Nm、直流モーターが2.6ps/40Nmを発生し、WLTC燃費は前輪駆動車(FF車)が27.7km/リッター、4WD車が25.7km/リッターとなっている。FF車の燃費は軽自動車としては現時点のトップで、クラス初となる2030年度燃費基準95%を達成している。

もうひとつが既存のR06A型エンジンにエネルギー回生システムのエネチャージを組み合わせたもの。減速時に回収した電力を電装系に供給し、発電のための燃料消費とエンジンへの負担を抑える。46ps/55Nmを発生し、FF車が25.2km/リッター、4WD車が23.5km/リッターをマークする。

安全装備については、デュアルカメラ・ブレーキサポートなどを含むスズキセーフティサポートと、6エアバッグを全車標準装備としている。また、スズキ国内初の7インチ・ディスプレイオーディオにはバックアイカメラや全方位モニターの映像を表示できる仕様も設定した。

発売は12月22日。価格は94.38〜137.94万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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