2021.10.11

CARS

自動車ジャーナリストの今尾直樹が選んだ第1位はなんとホンダN-ONE!【エンジン・ホット100ニューカー・ランキングス】

コロナ禍の今「エンジン・ホット100」選考委員が身銭を切っても欲しいのはこのクルマ! 絶え間なく緊急事態宣言が発令され、人々の活動が制限されるなか、クルマ好きはどんなクルマを欲しているか? 雑誌『エンジン』の名物企画、「エンジン・ホット100ニュー・カー・ランキングス」の43名の選考委員それぞれが、2021年の今欲しい20台のリストを公開。自動車ジャーナリストの今尾直樹さんはクルマはやっぱり「運転して楽しい」が一番で、2番は「身銭で買えるもの(一部夢もあります)」を基準に選考。そのリアルな第1位は軽自動車のN-ONEだ!!

運転して楽しく、買えるものを


第1に試乗したなかで自分が気に入ったもの(運転して楽しい!)。第2に自分の身銭で可能性のあるもの、を基準にしてみた。そうすると、軽のMTは現実的かつエンスージアスティックな選択であることに改めて気づいた。スズキ・ジムニーとホンダN-VANのMTもいいかなと思ったけれど、乗ったことがなかった……。

1位 ホンダN-ONE



昨年、N360に試乗して感激した。400ccに排気量を拡大した個体で、よく回るエンジンにカチッとしたMTとボディ、足回りが印象的だった。その現代版も、ちょっと手を加えれば痛快なミニ・ホットハッチになりそう……な気がして。

2位 フィアット・パンダ

フィアット・パンダ・クロス。


1980年に誕生したイタリア版2CVの3代目。0.9リッターツインエアののどかなビートとストロークのたっぷりした乗り心地はまさに現代の2CV。チープ&キュート。運転して楽しい。毎年限定販売するMTはなおよし。グラッツェ。

3位 マツダ3(セダン含む)



町で見かけると見惚れてしまう。カッコいい。エンジンは好みと予算次第だけれど、個人的には1.5リッターガソリンのMTがいい。いまどき自然吸気DOHCで111ps。運転しては、古きよき90年代の味がする。和製アルファ147の再来。

4位 ホンダS660



世界が羨む、現代のスプリジェット。最終仕様のモデューロXはロータス・エリーゼみたいに曲がる。将来の、否、すでに伝説的存在。合掌。

5位 トヨタ・ヤリス



1.5リッター自然吸気のMT押し。営業車みたいなベーシック・モデルを、クラッチを強化したり、若干の改造を加えて乗るとエンスーっぽいでしょ。

6位 ルノー・トゥインゴ

MTのS押し。買えよ。欲しいんだったら。と自分にいいたい。キャンバストップはオシャレだけど、MTがないのが残念。買えよ、俺。

7位 プジョー208(e-208含む)

カッコいいし、16インチ仕様は乗り心地が80年代に戻ったみたい。しなやかで、ハンドリングも楽しい。これで205GTIを復活して欲しい。

8位 アルファロメオ・ジュリア

小改良で内装の質感が上がった。クワドリフォリオはもちろんいいけれど、460万円のスプリントを推す。町で見かけると、いいなぁと思う。

9位 ホンダe

販売計画年間1000台の街乗り用EV。RRで、フツーに運転していて、キビキビ走るところがオモシロイ。初代シビック似の内装も泣ける。

10位 マツダ・ロードスター

乗るたびに、さわやかになる。2.0の方が味は濃ゆいけれど、上善如水というのもナルホドである。「人馬一体」は永遠に不滅であってほしい。

11位 フォルクスワーゲン・ゴルフ(新型)

アウディA3並みに質感が向上して、実用車の鑑としてはよくなりすぎているのではないか。8代目は、「プレミアム実用車の鑑」と呼びたい。

12位 ケータハム・セブン(1600、スーパースプリント、160、480すべて含む)

気鬱を吹き飛ばすのに好適のマシン。名古屋にはレンタカーもあるらしい。10時~17時で2万2000円。保険適用にしたらどうでしょう。

13位 ランドローバー・ディフェンダー

90は未試乗ながら、SUVで、いま1台選ぶとすれば、これでしょう。スタイリッシュで、運転感覚はサッパリしていて、価格も魅力的。

14位 アルピーヌA110(S含む)

なにかの間違いで買えないかしら……と思っていたけれど、思っただけで奇跡が起きたら神さまはいらない。神さま、奇跡が起きますように。

15位 BMW M2

410ps、3リッター直6の現代版初代M3。6MTは未試乗、かつ身銭の外ながら憧れちゃう。トヨタ86で練習してから、という気もしております。

16位 BMW 4シリーズ(クーペ、カブリオレ)

伝家の宝刀3リッター直6ターボは活発で滑らかで、電子制御4WDで安定しているのによく曲って、山道で痛快。大きなキドニー・グリルもステキ。

17位 日産GT-R(NISMO含む)

2007年の登場から、磨き続けられて十数年。ニュルブルクリンクと仙台ハイランドで経験した助手席はいまも忘れられない。超絶速かった。

18位 メルセデスAMG S63 4マティック+(クーペ、カブリオレ含む)

612psの4リッターV8ターボを搭載するスーパー・セダン。身銭の外ながら、『美女と野獣』の野獣のようにじつはエレガントだったことに感動した。

19位 メルセデス・ベンツSクラス・セダン

快適至極なのに、運転していて退屈どころか、楽しいと感じる。そこがスゴい。メルセデスは、やっぱり自動車界の明日を照らす北極星である。

20位 ポルシェ718ボクスター(T、S含む)

フラット4搭載で、6発より軽みを感じさせる。おかげで、ドライバー自身の身も心も軽やかに。ハッピーで自由な気分を一番味わえるポルシェ。

文=今尾直樹(モータージャーナリスト)



(ENGINE2021年9・10月号)

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