ライバルはレンジローバーか？　ジープ・グランドチェロキーが全面刷新で3列ロングボディを手に入れた

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ジープ・ブランドのフラッグシップSUV、グランドチェロキーがフルモデルチェンジ。3090mmという長いホイールベースを持つロングボディ版の「L」が日本市場へ投入される。

ワゴニアにヒントを得た伸びやかなエクステリア

グランドチェロキー初の3列シートを備えたL。エクステリアは逆スラントのフロント・エンドを持つロング・ノーズと伸びやかなキャビンを備えたプロポーションで、グランドチェロキーのルーツに当たる1963年登場のワゴニアに着想を得たという。フロント・グリルにフラップの開閉を自動制御し燃費向上に寄与するアクティブ・グリルシャッターを採用し、悪路走破性を高めるために対地障害角を十分に確保するなど、実用面への配慮も欠かしていない。

ボディ・サイズは全長5200mm、全幅1980mm。全高は265/60R18タイヤの「リミテッド」が1815mm、275/45R21を履く上級グレードの「サミットリザーブ」が1795mmとなる。

ラグジュアリーSUVらしい上質なインテリア

インテリアは水平基調で、異なる素材を層状に配置したダッシュボードが特徴的。中央部には10.1インチの大型ディスプレイを設置。インフォテインメントシステムはアイシン製のナビゲーションを搭載し、Apple CarPlayとAndroid Autoにも対応する。ジープ初の回転式シフトセレクターは質感に優れる金属素材を使用。その周辺には、走行性能関連のスイッチ類を集中配置し、操作性を高めた。サミットリザーブにはデジタル・ルームミラーやウッドパネル、より上質なレザーを使用したマッサージ機能付き16ウェイパワー・シート、マッキントッシュ製オーディオなどの上級アイテムが備わる。

シート配置はリミテッドが2-3-2の7座、サミットリザーブが2-2-2の6座を採用。パワートレインはいずれも286ps/344Nmを発生する3.6リッターV6自然吸気エンジンを搭載し、8段ATと電子っ制御オンデマンド式4WDシステムを組み合わせる。

価格はリミテッドが788万円、サミットリザーブが999万円となっている。