2022.03.10

CARS

ディーゼルはまだまだ死なず 人気のプジョー2008にディーゼル追加

プジョーの小型SUV、2008のラインナップにディーゼル・モデルが追加された。

ル・マンのノウハウが活きる

搭載されるのはDV5型1.5リッター直4ディーゼル・ターボ。すでにプジョー308などに採用されているユニットと同形式のもので、2009年にル・マンを制した「プジョー908HDi・FAP」の設計を反映した燃焼室形状や摩擦低減コーティング、高圧インジェクションのほか、SCRとDPF、酸化触媒コンバーターなどを一体化した排気浄化システムのSCRFといった先進技術を採用する。



最大トルクはガソリンの3割アップ

このプジョーの最新世代ディーゼルユニットは吹け上がりが軽快でレスポンスに優れるという。最高出力は130ps/3750rpm、最大トルクは300Nm/1750rpm。130ps/230Nmのガソリン仕様と比べると最高出力は同値だが、最大トルクは70Nmアップと3割以上も上回っている。一方で、WLTCモードはガソリンの17.1km/リッターに対し、20.8km/リッターという低燃費も実現した。

標準設定グレードはスポーティな装いのGTブルーHDiのみだが、導入記念の特別仕様車としてGTパック・ブルーHDiを発売。2008初採用のナッパレザー・シートと運転席側電動調整式アクティブ・ランバーサポート、パノラミック・サンルーフを装備した。



ガソリン・モデルも一部改良

このラインナップ拡充と同時に、既存グレードも含めた装備変更を実施。ATセレクターをトグル・スイッチ式に変更し、操作性の向上とセンターコンソールの収納スペース改善が図られた。

価格はディーゼル車が390万円〜421.5万円、ガソリン車が324.9万円〜367万円となっている。

文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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