2022.05.10

CARS

最新だろうとミニはやっぱりミニ! ミニ・クーパーS 3ドアに5人のモータージャーナリストが乗った!【2022年エンジン輸入車大試乗会】

ミニ・クーパーS 3ドア

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続いて、菰田 潔、清水草一、斎藤 聡の3人のインプレッション。特徴的なグリルをカールおじさんに例えた前半の2人に対し、菰田と清水はまた違った表現で捉えているところがおもしろい。

以前よりさらに軽快感が増した、高級コンパクト/菰田 潔

昔に比べ大きくなったミニだが、今でもBセグメントの代表格。2021年にフェイスリフトしコクのある顔つきになった。乗ってみると相変わらずゴーカート・フィーリングは健在で、以前より軽快感が増した気がする。それはやや重めだった操舵力が軽くなったためだろう。ミニの良さは車格感の無さだと思う。ヒエラルキーでは表せないミニという個性を主張している点で、オールド・ミニのDNAをうまく継承している。つまり、ちょっと小さなクルマに乗りたいがそれは我慢のクルマではなく、安いクルマではなく、その個性が気に入って乗っていることが他人からわかるクルマなのだ。我慢のクルマでないことは乗り込んで走り出すまででわかる。サッシュレスだが閉まり音が重厚でしっかりしたドア、フレーム剛性の高いシート、さらにエンジン始動&停止用のトグルスイッチが赤く点滅してその場所を知らせるなど、高級感とエンターテインメント性に溢れている。フェイスリフトでメーターは光沢ブラック・パネルに変わった。こうした最先端技術をいち早く取り入れるところもミニの魅力になっている。



当たりがソフトになったサスペンションがいい/清水草一

ミニ・クーパーSって、いつの間にか、こんなに楽しくていいクルマになっていたんですね! 驚くほど自分の好みに変身していてビックリしました!

まず、サスペンションがとてもいい。こんなにしなやかになっていたんですね! ゴーカート・フィーリングを上手に残しつつ、路面の当たりがソフトで気持ちいいです! ステアリング・フィールもすごくいいんですよ。決して神経質じゃないんだけど、狙ったラインを、なぜか狙った以上に正確にトレースしてくれて、普通にコーナーを曲がるだけで気持ちいいです。

極めつけはエンジンです。フィーリングがとても滑らかで、日常域から気持ちいいです。パワーも適度なので使い切れる感覚で、それでいてターボらしい伸びもある。とってもステキです!

それに、3ドアというのがいいなぁ。最近ミニも、5ドアやクロスオーバーばかりが目に付きますが、やっぱりミニは3ドアが総本家。ドロボー髭みたいな顔もかわいいですネ!



全部モダンにしない遊び心を残した味付け/斎藤 聡

オールド・ミニMk1は1959年に誕生。それから2000年まで41年にわたって生産された。BMW傘下で開発されたミニは、ニュー・ミニなどとも呼ばれているがデビューは2001年だからこちらも21年。個人的な思いを吐露すれば、オールドからニューになったとき、面白いと思う反面、違和感もぬぐえなかった。そんな思いも今は昔。改めて乗ってみるとクルマとしての完成度はどんどん高まり、特徴的な外観にモダンな中身を持った現代のコンパクト・カー(もはやコンパクトでもないが)に進化。操縦性はオールド・ミニを思い出させる、ちょっとキャスターの立った感じの乗り味をかすかに残しつつ、FF車らしい小気味いいドライブ感覚がある。全部モダンにしないで、操縦性として邪魔にならない範囲で味付けに遊び心を残しているところに、BMWのミニに対する思いや、作ってきた歴史に対する敬意を感じる。2001年3月2日にニュー・ミニは発売され、国内では2002年3月2日に発売。BMWジャパンでは3月2日をミニの日と定めている。



写真=郡 大二郎(メイン)/神村 聖(サブ)

(ENGINE2022年4月号)

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