2022.04.15

CARS

ミニに対抗できるオシャレな外観 新しいsmartが欧州でデビュー

スマート(smart)がブランニューの電動SUVとなる「#1」を発表した。メルセデス・ベンツAGと中国の吉利汽車(ジーリー)との合弁会社として2019年末に設立されたEV専業メーカー、「スマート・オートモービル」の市販車第1弾。スマートは協業先をルノーから吉利汽車に変更し、再起を図る。

スマート独自の世界を表現

スマートは2021年秋のミュンヘン・モーターショーで#1のデザインスタディとなる「コンセプト#1」を公開したが、市販モデルはコンセプト・カーのテイストを継承する。前後ライトは三角形と左右を繋ぐガーニッシュで構成され、なめらかな面構成とフローティング・ルーフ、大面積のガラス・ルーフなど、いずれもコンセプト・カーに用いられたものが盛り込まれている。



ミニ・クロスオーバーとほぼ同サイズ

ただし、ドアはピラーレスの観音開きからセンター・ピラーが備わる前ヒンジ式の4枚ドアになった。ドア・ハンドルは前後とも走行時はドアに格納されるコンシールド・タイプだ。ホイールはコンセプト・カーより2インチ小さい19インチで、235/45タイヤを履く。

ボディ・サイズは全長4270mm×全幅1822mm×全高1636mm、ホイールベースはコンセプト・カーと同じ2750mm。フロントには15リッター、リアには273〜411リッターの積載スペースが備わる。



インテリアもイケてる

インテリアもコンセプト・カーと酷似したデザインだが、4座から5座へ変更。後席は13cmの前後スライドが可能だ。センターコンソールはフローティング構造を採用。インパネ中央にはタブレットのように大きい12.8インチ・ディスプレイが置かれ、加えて9.2インチのデジタル・メーターと、10インチのヘッドアップ・ディスプレイが備わる。AIを活用した音声認識を採用し、75%以上のECUがOTAアップデートに対応するなど、先進技術も積極的に採用した。



272psとモーターは強力

ボディ・タイプはSUVだが、駆動方式は欧州の小型電気自動車では採用例の多い後輪駆動を採る。モーターの出力は272ps/343Nm 。66kWhの駆動用バッテリーを積み、車両重量は1820kgに達する。最高速度は180km/h。航続距離はWLTPモードで420〜440kmだ。10〜80%の充電は、交流普通充電では3時間、最大200kW対応の急速充電では最短30分で完了する。

まずは発売記念の「ローンチ・エディション」と、「プレミアム」の2グレードが設定される。生産は2022年後半に開始される予定だ。日本では輸入が停止しているスマートだが、このモデルをきっかけに日本市場に復活する可能性は高いはずだ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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