2022.04.07

CARS

BMWアルピナの最新作は、4シリーズ・グランクーペがベース

2025年一杯で独自のコンプリート・カーの製作を終了し、アルピナ・ブランドをBMWへ移管させることを決めたアルピナから、新型BMW4シリーズ・ベースの「B4グランクーペ」が登場した。現行型4シリーズ・ベースのアルピナ版は4ドア・クーペからスタートする。

ドイツと同時に日本でも世界初公開

日独同時に世界初公開された新型B4グランクーペ。歴代のアルピナ・モデル同様、内外装はBMWのスポーティな仕立てを活かしつつ、より上品かつ上質なものへと進化させている。



新デザインのホイールを採用

エクステリアは専用前後バンパーや4本出しマフラーの採用により迫力あるスタイリングを実現。アルピナの象徴的なアイテムである20スポーク・ホイールは新たなデザインを導入。スポークは明確なエッジを加えることでより直線的でシャープになった。鍛造で製作される20インチ・ホイールの重量は大径ながら1本あたり約12kgに抑えられている。タイヤはアルピナ専用設計のピレリで、サマータイヤのPゼロに加え、ウインター・タイヤのソットゼロ・シリーズIIも用意されている。

ボディ・サイズは全長4792mm×全幅1850mm×全高1440mmで、ベース・モデルの4シリーズ・グランクーペより7mm長く、10mm低い。



Mエンジン・ベースの3リッター直6ツインターボを搭載

エンジンは3.0リッター直6ガソリン・ツインターボ。最新のアルピナB3と同様、ベース・エンジンにはBMW・M3やM4に搭載されるBMW・M社由来のS58型を使用する。最高出力495ps/5000-7000rpm、最大トルク730Nm/2500-4500rpm。B3よりも33ps/30Nmの出力向上が図られている。ドライブ・トレインは電子制御の4WD+8段ATで、巡航最高速度はB3リムジン(セダン)より2km/h低い301km/hだが、0-100km/h加速タイムは0.1秒短縮した3.7秒とアナウンスされる。

現在は予約受注中で、導入開始は2022年後半となる予定。価格は左ハンドル仕様が1375万円、右ハンドル仕様が1416万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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