2021.10.16

CARS

大人のスポーツ4ドア・クーペ アルピナに8シリーズ・ベースのB8グランクーペ登場

BMWアルピナが、BMW・M850i・xドライブ・グランクーペをベースにした4WDの4ドア・クーペ・モデル、B8グランクーペの日本仕様が販売を開始した。

スポーティ&エレガント

外観は8シリーズ・グランクーペの流麗なフォルムを活かしつつ、独自の空力付加物を備えた専用の前後バンパーやリア・スポイラーを装着することで、アルピナらしいスポーティかつエレガントなデザインに仕上げている。フロントスポイラーは、空力改善のみならず強化された冷却システムへの導風にも効果を発揮する。





アルピナ初の21インチ・ホイール採用

また、アルピナ史上初の21インチ・ホイールを採用。デザインはこれまで同様、20本スポークを用いたアルピナ伝統の形状を踏襲している。もちろん鍛造だ。ボディ・サイズは全長5090×全幅1930×全高1430mm。M850iより5mm長く25mm高い。



BMW・M8と肩を並べる性能

エンジンは、冷却面積が約50%広い専用のインター・クーラーを用いるなどアルピナ独自のチューニングを施したM850iと同形式の4.4リッターV8ツインターボを搭載。最高出力は621ps/5500-6500rpm、最大トルクは800Nm/2000-5000rpm。M850iの530ps750Nmに対して91ps/50Nm凌駕するのはもとより、625ps/750Nmを派生するBMW・M8と肩を並べる数値を有する。

変速機はZF製8段ATで、0-100km/h加速タイムは3.4秒、最高速度、アルピナの流儀に従えば巡航最高速度は324km/hをマークする。いっぽう、アルピナ独自の「コンフォートプラス」モードを選べば、エンジン回転数を抑えてリラックスしたクルージングを楽しむことができる。エグゾーストもアルピナ専用品で、BMWとはまた違う独自の音色を奏でる。





ハンドリングと快適性を両立

サスペンションには、アイバッハ製のスプリング、フロント油圧マウント、高剛性ベアリング、ノイズ抑制タイヤを用いることで、正確なハンドリングと快適性を両立するセッティングを目指した。また、後輪操舵を採用し、低速域での取り回しや敏捷性を高めながら、高速域での直進安定性も向上させている。

インテリアでは、アルピナのエンブレムをレーザー刻印したクリスタル製のiドライブコントローラーや、CNC加工によるシフト・パドル、高品質レザーを巻いたステアリング・ホイールなどを装備。アルピナらしい優れた操作感や手触り、高い質感を実現している。

価格は、左ハンドルが2557万円、右ハンドルが2602万円となっている。





文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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