2022.11.30

CARS

大手術は見送り!? エンジン編集部のちょっと古いベンツ、7回目の車検を受けました!【メルセデス・ベンツ300TE(1992)長期リポート #151】

エンジン編集部の長期リポート44号車/メルセデス・ベンツ300TE(1992)

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雑誌『エンジン』に掲載された編集部の長期リポートの44号車、メルセデス・ベンツ300TE(1992年型)の過去14年間の記事をWEBで再掲載している連載です。毎週水曜日12時更新。今回は走行距離が31万8200kmの2022年5月号のリポート。

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古いクルマは古いなりにつきあうのがいい

31万8200kmで7回目の車検となりました。パワステやエンジンのオイル漏れがありますが、補充しながら走ることにしました。

44号車が編集部にやってきてから7回目となる車検を受けた。7回も車検を受けたのかと思うと、感慨深いものがある。44号車の車検を振り返ってみたい。

千葉県佐原の古い町並みをバックに記念撮影。

本誌長期リポート車として1992年式メルセデス・ベンツ300TEがやってきたのは、2008年9月だった。走行3万4000kmで購入価格は168万円である。

最初の車検は2010年1月だった。このときの走行距離は7万7000km。購入早々かなりのペースで距離を刻んだが、Vベルト、ブレーキ・オイル、タイロッド・エンドの交換という軽度のメインテナンスで済み、当時は124型メルセデス・ベンツの頑丈さに驚いたものだ。

2回目の車検は13万8400kmで迎えた。2年間で6万1400kmも走っている。ここではエンジンとトランスミッションからの深刻なオイル漏れを指摘され、エンジンのヘッド・ガスケットを交換した。

走行距離が20万kmを突破したのは2014年10月で、ほぼ同時にヒーター・コアからの冷却水漏れが発生、ダッシュボードを外すという水漏れ大工事を行っている。その後もウォーター・ポンプからの水漏れに始まり、2016年の車検ではラジエターを交換するという水回り系のトラブルが続いた。

水回り系のトラブルが解消されてからは、44号車に大きなトラブルは発生していない。エンジン・マウントやダンパーを交換しながら今日に至っている。

今回の車検整備内容は、エンジン・オイル、リア・ブレーキパッドの交換のほか、パーキング・ブレーキのライニングとタイロッドを交換した。またオーバークール対策としてサーモスタットと水温センサーも交換した。部品代と工賃で16万8504円、自賠責保険、重量税、印紙代を加えた総額は24万1114円となった。

パワステ・ギアボックスからのオイル漏れと、ヘッド・ガスケットからのエンジン・オイル漏れが指摘されたが、大がかりな修理になるので見送り、補充しながら走行することにした。新車のように復活させるというよりも、車齢相応にいたわりながら乗りたいと思うようになったのは、担当者が無理のきかない歳になったせいかもしれない。

文=荒井寿彦(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正(メインと荷室)

■44号車/メルセデス・ベンツ300TE(1992)
Mercedes-Benz 300TE(1992)
購入価格 168万円
導入時期 2008年9月
走行距離 31万8200km

(ENGINE2022年5月号)

◆長期リポート44号車の車検記事はこちらから!
・7万7000kmの最初の車検
・2年で6万1400kmも走った13万8400kmの2回目の車検

◆連載一覧を見る!
エンジン編集部のメルセデス・ベンツ300TE(1992)長期リポート の連載一覧

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