2022.05.12

LIFESTYLE

DS9 × HERMES スタイリスト・祐真朋樹の「乗る車 × 着る服」

スタイリスト、祐真朋樹が話題のクルマに合わせた、旬なファッションをスタイリングするシリーズ「乗る車×着る服」。今回はエレガントなDS9とエルメスの共演。

フレンチ・ラグジュアリーの世界

流麗なルーフラインが特徴的なDSの新フラッグシップ、DS9。ピラミッドが連なったようなクル・ド・パリ加工が施されたボンネット上のクロームのモールディング、ルーブル美術館のピラミッドをモチーフに菱形のレーザー加工を施したテールライトのリフレクターなど、パリの文化を具現化する凝ったエクステリアの造形が見る者の目を奪う。合わせた服は、DSと同じくフランスのメゾン、エルメスの最新コレクション。エルメスといえば、真摯なものづくりと丁寧な手仕事を感じさせるディテールが特徴だが、今シーズンはシャツなどに描かれる、緻密な模様のグラフィカル・パターンが印象的だ。エレガントなクルマに相応しい、シックな装いを楽しみたい。

ブルゾン62万2600円、シャツ7万400円、トラウザーズ20万7900円、ベルト11万3300円※参考色、シューズ9万4600円(エルメス/エルメスジャポン Tel.03-3569-3300)

とびきりエレガントなDS9

エクステリアの特徴は、1930年代のフランスで見られたコーチビルダーが手掛けたクルマをイメージしたという、フロントからリアまで多用されたクロームのモールディングにある。そしてインテリアの場合は、随所に用いられる菱形と三角形のモチーフ、B.R.M社製の高級アナログ時計など、DSならではの意匠がふんだんに盛り込まれていることだろう。ボディ・サイズは全長×全幅×全高=4940×1855×1460mm、ホイールベースは2895mm。その長いホイールベースを活かし、サルーンにふさわしい広い後席空間を実現。パワートレインはガソリンとプラグイン・ハイブリッドの2種類を設定。今回の撮影車は1.6リッター直4ターボをフロントに横置きで搭載し前輪を駆動、225ps/300Nmを発生する。また、プラグイン・ハイブリッドは200ps/300Nmの1.6リッター直4ガソリン・ターボに110psのモーターを組み合わせ、システム全体で250ps/360Nmに達する。価格はガソリンが630万円~、PHEVが718万円~。

シャツ41万8000円、バミューダ10万1200円(エルメス/エルメスジャポン Tel.03-3569-3300)

ショートスリーブニット25万800円、ヘンリーネックニット21万4500円、トラウザーズ10万5600円、ベルト11万3300円、サンダル11万7700円(エルメス/エルメスジャポン Tel.03-3569-3300)

ファッション・ディレクター=祐真朋樹 写真=秦 淳司 ヘアメイク=HIRO TSUKUI モデル=KEIGO 車両協力=Stellantisジャパン

(ENGINE2022年6月号)

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