2022.05.24

CARS

PR

発売から40年以上に亘りプレミアム・ブランドの姿勢を貫く、ブリヂストン・レグノの魅力に迫る

40年以上に亘り、ブリヂストンのフラッグシップ・タイヤとして人気を博してきたレグノ。運動性能だけでなく、静粛性や乗り心地にも配慮したその走りはユーザーからの評価も高い。今回は最新モデルに試乗、現在、車種別の専用タイヤを含めた3つバリエーションを持つレグノの魅力に迫ってみた。

プレミアムという方向性を打ち出す

2021年に創業90周年を迎えたブリヂストンは、ブランドを大切に育んでいる会社のひとつである。

たとえばここで紹介するレグノ。1981年に最初のモデル「GR-01」が誕生して以来、連綿と進化を続けてきた。しかも当初から、静粛性や乗り心地を運動性能と両立させるプレミアム・ブランドとしての姿勢をブレずに貫いてきた。



1981年といえば、1970年代前半に自動車業界を揺り動かした排出ガス規制や衝突安全試験への対策が一段落して、再びクルマ本来の魅力をアピールする動きが出てきた頃だ。

いわゆる高級車はその前から日本車にもあったが、きらびやかなデザインや安楽な乗り心地を重視したものであり、快適性能と運動性能を両立したヨーロッパの高級車は、限られた人たちのための趣味の対象に過ぎなかった。

そんな新しい方向性をブリヂストンはレグノで打ち出してきた。なかでも、当時、あまり事例が見られなかった静粛性に着目して開発されていたことを、斬新だと感じたものである。



時代がレグノに追いついてきた

レグノでもうひとつ記憶に残っているのは、1983年に発売された「GR-03」のテレビCMだ。ヨーロッパのスポーツカーが疾走するシーンをあえてスローで流し、そこにバラードを重ねつつ、「ディープだ。」というキャッチコピーで締めていた。

数あるクルマ関連のテレビCMの中でも、センスの良さでは群を抜いていたあの映像もまた、レグノをメジャーにした立役者だったと思っている。

あれから約40年が経過した今、クルマづくりの流れが、レグノが当初から標榜してきた世界に近づいてきたと感じている。時代がレグノに追いついてきたと言えるかもしれない。

プレミアムというカテゴリーが多くの人に理解されるようになってきたし、セダンのみならずSUVやスポーツカーまで、運動性能と快適性能を高度にバランスさせることが求められている。

輸入車にもレグノ

加えて近年、電動化が進んだことで、エンジン音がない状態で走るシーンを、多くのドライバーが体感するようになった。レグノが当初から大切にしてきた静粛性が、急速にクローズアップされつつある。

そういえば自分のまわりの同世代のヨーロッパ車のオーナーの間でも、レグノを選ぶ人が増えてきた。彼らはおしなべてブランドへのこだわりが強く、以前は同じヨーロッパ生まれのタイヤをチョイスする人が多数派だった。ところが周囲でレグノの評価が高まっていることを知り、装着したところ、運動性能にも秀でたタイヤであることがわかり、満足しているという声を聞くようになってきた。

歳を重ねるにつれてトータル・バランスを重視するようになった乗り手と、たゆまぬ進化を続けてきたレグノの指向性が一致したと見ることもできるだろう。



3つのレグノをラインナップ

レグノは現在、乗用車用の「GR-XII」(ジーアール・クロスツー)、ミニバン専用設計の「GRVII」(ジーアールブイ ツー)、軽自動車専用設計の「GR-Leggera」(ジーアール・レジェーラ)の3タイプが設定されている。運動性能のみならず、快適性能や静粛性能でも厳しい環境にあるミニバンや軽自動車専用のプロダクトを出してきたことからも、自らの技術力に対する自信がうかがえる。


左から順に、乗用車用の「GR-XII」(ジーアール・クロスツー)、ミニバン専用設計の「GRVII」(ジーアールブイ ツー)、軽自動車専用設計の「GR-Leggera」(ジーアール・レジェーラ)

この中から今回試乗したのはGR-XII。装着車両に近づくとまず、大人っぽいレグノのロゴが目に入る。フェンダーから覗くトレッド面は、整然としたパターンの中に鋭角的なグルーブが刻み込まれ、パフォーマンスを控えめに主張していた。



ブリヂストン レグノの詳しい情報はこちら

予想以上に静か

レグノは静か。そういう先入観を自分も持ち合わせていたので、最新作はどのぐらいなのかと期待しつつ、東京都心の道を走り出した。すると予想以上の静かさに驚くことになった。

聞こえてくるのはエンジン音だけで、ロードノイズはわずかと言っていいほど。路面の凹凸も巧みにシャットアウトされていて、スーッと滑るように加速していく。今回の試乗車はディーゼル・エンジンを積んでいたが、電動化車両であればさらなる感動をもたらしてくれたかもしれない。

首都高速道路に入って速度を上げると、さすがに足元からの音が届いてくるようになるが、特筆できるのはその音に嫌味がないこと。雑味のあるノイズをシャットアウトしている感触だ。




安心感も大きな魅力

乗り心地についても、段差や継ぎ目の衝撃を瞬時に収めてくれて後を引かないし、路面のうねりは街中と同じようにしっとり吸収してくれる。こちらもまたスッキリした感触であり、それが上質という印象につながる。

それでいてより安心してペースを上げていけるしたたかな一面を併せ持つのもレグノならではだろう。操舵に対する反応はカチッとしていて、ここでも雑味がない。クルマの動きがクリアに伝わるので、安心感を持ってドライビングを楽しむことができる。



モノづくりを超えた哲学を感じる

現在流れているTVCMで謳われているとおり、レグノは「触れる、感じとる、伝達する」という高い機能を持つ手のひらと同じ大きさの接地面にブリヂストンの高い技術力を結集。路面に触れる手のひら1枚分のトレッド面に込められた技術が圧倒的なパフォーマンスを生み出しているのだ。

静粛性へのこだわりを含め、単なるモノづくりを超えた製品哲学が感じられる。それがレグノだ。



ブリヂストン レグノの詳しい情報はこちら

文=森口将之 写真=郡 大二郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録