2022.10.09

CARS

インスタ映え間違いなし! DS 4の独創的なデザインと別世界の乗り心地に思わずうっとり!!

DS 4リヴォリ・ピュアテック

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プジョーやシトロエンと明確に分けられた乗り心地

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プレミアム・ブランドなのに3気筒というのは、昔なら不釣り合いに感じたかもしれないが、DSのような新しいブランドは、環境にも配慮した姿勢として共感できる。

 DSとしてはすっきりしたインパネだが、中央に配された空調吹き出し口の前にスイッチを並べたバーを置いた独創的な処理が見られる。

脚まわりでのトピックは、DS7クロスバックやDS9に続いて、DSアクティブスキャンサスペンションがリヴォリに装備されることだ。

フロント・ウインドウのカメラからの情報に基づき、4輪のショックアブソーバーの減衰力を電子制御するというもので、さすがにフラッグシップDS9ほど芳醇な乗り味ではないものの、ドライブ・モードをノーマルからコンフォートに切り替えると、ゆったりした揺れがドライバーを包み込む。

一方スポーツモードを選ぶと、たしかに乗り心地は硬めになるものの、身のこなしが格段にクイックになるというわけではなかった。ロードホールディングのレベルは高いが、ダイナミック性能を重視する人はプジョー308をどうぞというメッセージにも感じられた。

ハイバック風のスポーティな前席はウォッチストラップ・タイプの表皮ではない。

ちなみにステランティスのもうひとつのフレンチCセグメントで、プログレッシブ・ハイドローリック・クッションを搭載するシトロエンC4との比較は、かつてのハイドロ・サスペンションに例えると機械式のハイドロニューマチックと電子制御を備えたハイドラクティブとの違いに近いものだと考えている。

ブランドは2つに分かれたけれど、僕たちの手が届きやすいCセグメントで乗り心地にこだわった脚が選べるわけで、フランス車好きにとっては良い時代が戻ってきたと言えるのではないだろうか。

文=森口将之 写真=郡 大二郎


■DS 4リヴォリ・ピュアテック
駆動方式 フロント横置きエンジン前輪駆動
全長×全幅×全高 4415×1830×1495mm
ホイールベース 2680mm
トレッド(前/後) 1600/1600mm
車両重量 1420kg
車検証記載前後軸重 860/560kg
エンジン形式 直列3気筒DOHC12V直噴ターボ
総排気量 1199cc
ボア×ストローク 75.0×90.5mm
エンジン最高出力 130ps/5500rpm
エンジン最大トルク 230Nm/1750rpm
変速機 8段AT
サスペンション形式 前 ストラット式
サスペンション形式 後 トーションビーム式
ブレーキ 前 通気冷却式ディスク
ブレーキ 後 ディスク
タイヤ 前後 205/55R19 97V
車両価格(税込) 449万円

(ENGINE2022年7月号)

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