2022.07.09

CARS

VWゴルフは追い越されてしまったのか? 新型308の驚くべき完成度にプジョーの本気を見た!

プジョー308GT ブルーHDi

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2016年に登場した現行型3008以来、輝きを取り戻したプジョー。ブランドの主軸を担うCセグメント・モデルの新型308も勢いは衰えず。最大のライバルであるVWゴルフを窮地に追い込む可能性も十分あり得る。

フランス車通が好みそうなのはアリュール!?

2021年に発表された新しいロゴマークを最初に掲げたプジョーになる新型308は、過去2世代同様、フォルクスワーゲン・ゴルフが最大のライバルである。

GTではサイドにも新しいロゴマークが入り、リア・コンビランプの3本線が斜めになる。

ハッチバックとステーションワゴンのSWがあることは以前と同じ。パワーユニットは1.2リッター直列3気筒ガソリン・ターボと1.5リッター直列4気筒ディーゼル・ターボに加え、1.6リッター4気筒ガソリン・ターボにモーターを組み合わせたプラグイン・ハイブリッドも投入した。その中からまず、ハッチバックのガソリンとディーゼルに乗る機会を得た。

プラットフォームは先代で初導入したEMP2の進化形。ボディ・サイズは先代と比べて拡大された。

スタイリングは前後のフェンダーやサイドシルにエッジの効いたキャラクター・ラインが入り、ダイナミックになったものの、安定した台形シルエットは変わらない。リア・ドアの開口形状がスクエアに近いので、後席へのアクセスが良好という美点も受け継いでいる。

インテリアもエッジの効いた造形。しかも小径ステアリングの上から遠くに置いたメーターを見る、最近のプジョーでおなじみのレイアウトを活かして、インパネ全体をドライバー側に傾けるという、かなり大胆なデザインを取り入れた。

左右で奥行きが異なるインパネは、写真ではちょっと不思議に見えるかもしれない。

メーター・ディスプレイは表示にメリハリがあって見やすく、また、インフォテインメント用ディスプレイに表示されるアイコンが大きいので扱いやすい。この点はゴルフに対する優位点だ。クオリティのアップも印象的。目に見える場所だけではなく、たとえばドアの閉まり音もドイツ車のように重厚になった。

アリュールとGTの違いは、エクステリアよりもインテリアのほうが明確で、インパネやシートの素材だけでなく、センター・ディスプレイ下のスイッチがアリュールは機械的なスイッチを採用するのに対し、GTはタッチパネルになるなどの違いがある。昔からのフランス車ファンが好みそうな仕立てのアリュールに対し、GTはモダンでクールな雰囲気が日本車やドイツ車のユーザーにも響きそう。巧妙な差別化だ。

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