これまで出会ったクルマの中で、もっとも印象に残っている1台は何か? クルマが私たちの人生にもたらしてくれたものについて考える企画「わが人生のクルマのクルマ」。雑誌『エンジン』の表紙を長年撮り続けているカメラマンの秦淳司さんが選んだのは、「龍虎丸(デコトラ)」。15年ほど前に知り合ったデコトラたちに年に1度、必ず会いに行く。それはもはやクルマを超越した物体であり侠気あふれるオーナーの、誇りだという。
ずっと貫き続けていることがある
自分が乗るなら、ちっちゃくて、おっさんがぎゅうぎゅう詰めで走ってるようなクルマがいい。
こうした好みは幼少のころから。近所で目にするホンダN360やマツダ・キャロルに惹かれていた。それゆえ、ホンダ・シティ・カブリオレ、フォルクスワーゲン・ゴルフGTI、アバルト595、そして現在の3代目ミニのジョン・クーパー・ワークスなど、小さくてキビキビとよく走るクルマを選んできた。




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