お母さんのBMWが一新　2シリーズ・アクティブツアラーが2代目に進化

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フルモデルチェンジで新しくなったBMW2シリーズ・アクティブツアラーが日本市場に導入された。メルセデス・ベンツBクラスやトヨタ・シエンタの2列シート仕様などがライバルとなる小型の多目的車（MPV）で、新型で2代目となる。

3列7人乗りのグランツアラーは設定されず

先代は2列5人乗車のアクティブツアラーのほかに、全長を延長し3列7人乗りにしたグランツアラーも設定されていたが、新型に刷新されたのはアクティブツアラーのみ。今のところ、本国でも新しいグランツアラーは発表されていない。

スッキリとクリーンなデザイン

エクステリアは先代のイメージを残しつつブラッシュアップ。フロントまわりは、八角形の大ぶりなキドニー・グリルと両サイドへ伸びるシャープなアダプティブLEDヘッドライトを採用。リアは細身のテールライトやエグゾースト・パイプを外から見えないようにするなどクリーンな眺めとなっている。ドア・ハンドルはボディ・パネルに組み込まれ、スッキリとした見た目にするとともに空力改善を図った。

ボディ・サイズは全長4385×全幅1825×全高1580mmで、先代より10mm長く、25mm広く、30mm高い。2670mmのホイールベースに変更はなし。なお、Mスポーツ仕様は車高が15mm低い設定となる。

2画面式の新しいインパネ

インテリアはメーターパネルとインフォテインメント用のセンター画面を一体化したカーブド・ディスプレイを、このクラスのBMWとしては初めて採用。スイッチ式のシフト・セレクターとタッチパネル・ディスプレイの採用により、センターコンソールからはレバー式のシフト・セレクターとお馴染みのダイヤル式コントローラー「iドライブ」が姿を消した。

リアシートは40：20：40の3分割可倒機能に加え、130mmのスライド機構も備わる。また、リクライニングする背もたれを直角にすることで背もたれを倒すことなく荷室容量を90リッター拡大することができる。

今のところ電動モデルはラインナップされず

エンジンはガソリン1機種、ディーゼル1機種の計2機種。ガソリンの「218i」は1.5リッター直3ターボで出力は156ps/230Nm。ディーゼルの「218d」は2.0リッター直4ターボで150ps/360Nmを発生する。WLTCモード燃費はガソリンが14.1km/リッター、ディーゼルが19.5 km/リッターとなっている。どちらも前輪駆動のみで、トランスミッションは全車デュアルクラッチ式7段自動MT（DCT）だ。

ストップ＆ゴー機能付きのアクティブ・クルーズコントロールや、車線変更時と車線逸脱時の警告機能など、標準装備される運転支援装備は充実している。35km/h以下で前進したルートを最大50m記憶し、バックで自動的に戻ることができるリバース・アシスト機能も採用されている。

価格は418万〜476万円。