2022.07.28

CARS

ゴルフよりゴルフっぽい! マイナーチェンジしたフォルクスワーゲン・ポロは往年のゴルフ好きにお薦めの1台!!

フォルクスワーゲン・ポロ TSIスタイル

全ての画像を見る

advertisement


昔ながらのフォルクスワーゲンらしさが生きる

走り出すと、試乗会場への往復に乗った現行ゴルフのディーゼル同様、エンジンが遠くで回っている感じを受けた。つまり静かになっていた。レスポンスはおっとりしており、ドライブ・モード切り替えはRラインのみの装備なので、変速機は自然とマニュアル・モードを選ぶようになる。その場合、パドルとレバーの両方が使えるのはありがたかった。

乗り心地は骨太な印象。やや快適方向に振ったゴルフと比べると、昔ながらのフォルクスワーゲンっぽい。舗装の状況さえ伝えてくるような感触で、このほうが潔いと感じる人もいるだろう。車体剛性の高さも、この脚のおかげでしっかり伝わってくる。

ステアリング・レスポンスはエンジン同様、おっとりしている。しかしロード・ホールディングは素晴らしい。キビキビ感が欲しい人は、スポーツ・サスペンションと太く扁平なタイヤを装備するRラインを選ぶのが良いかもしれない。

箱根をドライブしながら思い浮かんだのは、最近一部で人気のゴルフ2だった。ボディ・サイズはもちろん、操作系や乗り心地、ハンドリングにも通じる部分があると感じたのだ。今のゴルフよりかつてのゴルフが気になる人には、むしろポロを勧めたい。

文=森口将之 写真=郡 大二郎



■フォルクスワーゲン・ポロ TSIスタイル
駆動方式 フロント横置きエンジン前輪駆動
全長×全幅×全高 4085×1750×1450mm
ホイールベース 2550mm
車両重量 1170kg
エンジン形式 直列3気筒DOHC12V直噴ターボ
排気量 999cc
ボア×ストローク 74.5×76.4mm
最高出力 95ps/5000-5500rpm
最大トルク 175Nm/1600-3500rpm
トランスミッション デュアルクラッチ式7段自動MT
サスペンション(前) マクファーソン式ストラット
サスペンション(後) トレーリングアーム
ブレーキ (前)通気冷却式ディスク、(後)ドラム
タイヤ(前後) 195/55R16
車両本体価格(税込み) 324.5万円

(ENGINE2022年8月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement