2022.03.16

CARS

人気のフォルクスワーゲン・タイプ2がEVになって帰って来た

フォルクスワーゲンがワンボックス・タイプのEVとなる「ID.バズ」を公開した。2017年にコンセプト・カーとして初めて登場して以来、約5年の時を経て市販モデルがお披露目された。

タイプ2のイメージを再現

「ワーゲン・バス」や「ブリー」の愛称で知られるフォルクスワーゲン・タイプ2を彷彿させるようなモノフォルムで、乗用ワゴンの「ID.バズ」と、商用バン・タイプの「ID.バズ・カーゴ」をラインナップする。ヘッドライトの形状はID.3などすでに市販化されているフォルクスワーゲンの電気自動車「ID.」シリーズに似た多角形だが、フロント中央の大ぶりな「VW」のエンブレムや独特な2トーンのボディ塗装はタイプ2のイメージを再現したものと言えるだろう。



全長はハイエースと同等

ボディ・サイズは全長4712mm×全幅1985mm×全高1937〜1938mmで、ホイールベースは2988mm。乗用モデルは5人乗りで、荷室容量は1121〜2205リッターだ。回転直径は11.1mというから、このボディ・サイズとしては小回りが効く。また空気効力係数(Cd値)はID.バズが0.285、カーゴが0.29で、こちらもワンボックス・タイプとしては低く抑えられている。



タイプ2と同じRR

プラットフォームはフォルクスワーゲン・グループの小型EV専用コンポーネンツで、リア・モーターの後輪駆動ベースの「MEB」を採用する。奇しくもリア・エンジン、リア駆動のタイプ2と同じレイアウトを持つ。モジュラー構造を持つMEBを用いることで既存のID.モデルと基本設計を共用しつつ各部の構造を最適化している。

実用容量77kWhのリチウムイオン・バッテリーを積み、204ps(150kW)の電気モーターで後輪を駆動。バッテリーをサンドウィッチ構造のフロア内に収め、駆動系を軽量に仕上げたことで、低重心と良好な重量配分を実現しているという。

充電は交流11kW普通充電のほか、最大170kWの直流急速充電にも対応。後者はバッテリー残量5%から約30分で80%までのチャージが可能だ。また、V2Hと呼ばれる車両から家庭用電源への給電も行える。

生産は独ハノーヴァー工場で行われる。欧州市場では今秋に発売予定で、一部の国では5月に先行受注を開始する。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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