2022.10.16

CARS

ベントレー・コンチネンタルGTスピード・コンバーチブルで行くオンナの一人旅

ベントレー・コンチネンタルGTスピード・コンバーチブルでひとり旅を満喫する佐藤久実さん。

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ベントレー・コンチネンタルGTスピード・コンバーチブルでの旅は、五感が喜ぶものだった。ラグジュアリーなベントレーで旅に出たのは、モータージャーナリストの佐藤久実さん。スピード&スローなツーリング・リポート!

極上のドライブ!

ベントレー・コンチネンタルGTスピード・コンバーチブルを駆って、箱根・強羅のホテルに小旅行をしてきた。2021年春にデビューしたコンチネンタルGTスピードは、スタンダードのGTに対して、24psパワーアップ、最高出力659ps/最大トルク900Nmという凄まじいスペックを備える、ベントレー史上最高の運動性能を誇るドライバーズ・カーになったが、それでもけっして“ラグジュアリー”なグランドツアラーとして、あるいはコンバーチブルとしての上質な立ち居振る舞いが損なわれることはなかった。



高速道路では、自分でも不思議なほど、のんびりとしたペースでクルージングした。アクセルひと踏みでいくらでもスピードに乗せることはできるし、スポーティなクルマに乗ると、ついついパワーやスピードを堪能したい衝動にかられがちだが、このクルマはまったく急き立てられるような雰囲気がなく、むしろ「のんびり行きましょ!」と、語りかけられるような気配すら感じる。

それには色んな要素があるのだが、たとえば職人技が凝縮されたインテリア。「ダイヤモンド・イン・ダイヤモンド」キルトは目に優しく、上質な手触り、そしてシートに座ると適度なホールド感で心地良く包み込まれ、五感すべてで癒しを感じる。



そして、高い快適性。高速道路はトップをクローズドで走ったが、そうすると、オープン・モデルであることを忘れるほど静かで、22インチ・タイヤを履いているのに乗り心地が良く、尖ったところがどこにもない。「移動」をストレスに感じる人もいると思うが、このクルマなら心地よさに包まれ、なんの不満もないだろう。単に移動の手段であれば、リーズナブルな選択肢はいくらでもあるが、敢えてハイクラスのクルマを選ぶ理由が、ちょっとわかった気がする。「移動の時間と空間」を味わうだけにとどまらず、メンタルにまで影響を与える。「無駄を楽しむ」のが贅沢と解釈していたが、このクルマでの移動は「余剰」であって、けっして「無駄」ではないと認識した。

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