2022.08.03

CARS

新型は男性ユーザーもイケる ダイハツ・ムーヴ・キャンバスが2代目に進化

ダイハツがムーヴ・キャンバスをフルモデルチェンジ。新感覚のスタイル・ワゴンを提唱したキャンパスが約6年ぶりの全面刷新で2代目に進化した。

驚くほどのキープ・コンセプト

スタイリングは先代と区別が付かないほどのキープ・コンセプトだが、ボディの丸みをさらに強調したほか、フロントのロア・グリル形状やリア・ナンバー・プレートの位置を変更し、スッキリと洗練されたデザインへと進化させた。



中身は大幅に進化

車体は新世代プラットフォームの「DNGA」を採用。先代より強度を高めつつ50kgの軽量化を実現した。自然吸気エンジンは制御の改良を行うことで燃費を約10%向上。加えて、男性ユーザーからの要望が多かったというターボ・ユニットを新規設定した。さらに、徹底的に行った既存ユーザーへの聞き込み調査の結果を受け、ステアリングの操作性やスロットル・レスポンス、サスペンションなどのチューニングを変更している。

使い勝手においては、軽自動車初の保温機能付きカップホルダーをはじめ、従来よりも少ない手順で操作できるシート下収納、スライド・ドアの自動オープン機能などを新たに導入。また、スマホ慣れした世代のニーズに応えるべく、ディスプレイ・オーディオにはApple CarPlayのワイヤレス接続やワイヤレス充電機能を追加した。



カワイイ「ストライプス」とシックな「セオリー」

またこれらの改良と並ぶ、もうひとつ大きなトピックが2つのシリーズの新設だ。「ストライプス」と「セオリー」と名付けられたキャラクターの異なるシリーズを設定することで、89%が女性で、とくに若い年齢層の割合が高かったという初代のユーザー分布をより高い年齢層への拡大を図るとともに、男性ユーザーへのアプローチも図る。

ストライプスは2トーンのボディ・カラーで従来のかわいい雰囲気をキープし、室内は白いトリムと明るい色調のシートを採用。一方のセオリーは、単色のボディにメッキタイプのピンストライプとリア・バンパーモールを組み合わせるとともに、内装にブラウンのトリムとネイビーのシートをもちいることで、落ち着きや上品さを表現。上位グレードには本革巻のステアリング・ホイールやシフト・レバーを装着し、上質感を演出した。

ストライプス、セオリーともに自然吸気が2グレード、ターボが1グレード。いずれもFFと4WDが選択できる。価格は149万6000〜191万9500円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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