新型プリウス用のハイブリッドを先行投入　カローラ3兄弟が一部改良

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トヨタがカローラ・シリーズ3車種、4ドア・セダンの「カローラ」、ワゴンの「カローラ・ツーリング」、5ドア・ハッチバックの「カローラ・スポーツ」に一部改良を実施した。

目玉はパワートレインの刷新

目玉となるのはパワートレインの刷新。1.8リッター直4のハイブリッドはすべての電動モジュールを刷新した新世代ユニットに変更された。これは新型ノア、ヴォクシーに初採用されたもので、元々は次世代のプリウスへの採用を見据えて開発されたものだという。

モーターの出力をアップ

新型のハイブリッド・システムはフロント・モーターおよびセダンとツーリングに設定される4WD仕様のリア・モーターも新しくなり、フロントは従来の72ps/163Nmから95ps/185Nm、リアは7.2ps/55Nmから41ps/84Nmへと大幅な出力向上が図られている。

ガソリン車は新型エンジンを採用。セダンとツーリングは120ps/145Nmの1.5リッター直3、スポーツは170ps/202Nmの2.0リッター直4へとそれぞれ一本化された。従来の1.2リッターターボ＋MTと1.8リッター直4は廃止。トランスミッションは全車CVTのみとなった。

最新鋭の運転支援装置を搭載

エクステリアはヘッドライトやフロントのロア・グリルなどのデザインを変更。また、ボディ・カラーのラインナップが一部見直されている。

安全面では運転支援装置の「トヨタ・セーフティセンス」の機能を拡大。プリクラッシュ・セーフティに交差点右折時の対向直進車と右左折時の対向方向からの横断歩行者に対する検知機能を追加。歩行者や自転車、駐車車両への接近しすぎを防ぐべく、ステアリングとブレーキの操作をサポートする先読み制御の「プロアクティブ・ドライビング・アシスト」を導入。さらに、購入後もソフトウェアのアップデートによる機能更新を可能とした。

また、前方ドライブレコーダーとバックガイド・モニターを一部グレードを除き標準装備化。録画機能付きバックガイド・モニターをオプション設定している。

車内でWi-Fiも使える

コネクティッドナビ対応のディスプレイ・オーディオは8インチと10.5インチの2種類を設定。いずれもApple CarPlayへのワイヤレス接続が可能だ。さらに車内Wi-Fiも新たにオプション設定された。

価格はセダンが199万〜299.8万円、ツーリングが207万〜304.8万円、スポーツが220万〜289万円となっている。