2022.10.16

CARS

マイナーチェンジでホンダ・フィットに伝統の「RS」が復活 ガソリンは1.5リッターに排気量アップ

ホンダがフィットのマイナーチェンジを実施。パワートレインの刷新をはじめ装備の充実のほか、新規グレード「RS」が追加された。

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スポーティ度を高めたエクステリア

新型フィットにおける一番の注目はやはり、従来の「ネス」に代わる新しいスポーティ・グレードとして設定されたRS。フロント・グリルや前後バンパー、サイドシル・ガーニッシュ、リア・スポイラー、ホイールを専用デザインとすることでスポーティなエクステリアを構築。



専用のサスペンションを装着

サスペンションも専用設定で、荒れた路面での車体の揺れを抑えながらもドライビングの楽しさと質感が高く爽快な乗り味の両立を目指している。パワートレインは1.3リッター・ハイブリッドの「e:HEV」とガソリンの2タイプで前輪駆動のみ。e:HEVには4段階の減速セレクターと3つのドライブ・モードが装着される。

またシリーズ全体の変更では、「ベーシック」はフロント・グリル位置を高くし、「ホーム」と「リュクス」の各タイプはその上部にメッキの装飾を加えた。オフロード・テイストの「クロスター」は前後とサイドのガーニッシュの色をシルバーに変更している。



ハイブリッドはモーターの出力をアップ

パワートレインはハイブリッド車のモーター出力を123psへと従来モデルよりも14psアップ。トルクは従来同様の253Nmだが、低速域から力強くスムーズで気持ちよく伸びる加速感を実現するという。また、ガソリン車の排気量を従来の1.3リッターから1.5リッターへと拡大。出力も118ps/142Nmへと20ps/24Nmの強化が図られている。

このほか、安全装備の「ホンダセンシング」は渋滞運転支援機能の「トラフィックジャムアシスト」と急アクセル抑制機能を追加し、全タイプに標準装備とした。また、新たにブラインドスポット・インフォメーションを一部グレードに設定するとともに、後退出庫サポートをオプションとして新たに用意した。

価格はガソリン車が159.28万〜231.44万円、e:HEVが199.76万〜266.42万円。RSのe:HEVは234万6300円。なお、RSのガソリン車は11月10日の発表を予定しており、価格は未発表となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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