ゼロ T6 センター・トゥールビヨン ザ・クエーサー
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世界最高峰の精度を実現し、耐傷性に優れた素材を開発するとともに、デザイン面でも意欲的な取り組みをする日本の時計。待望のトゥールビヨンも続々登場し、話題作は”発表即完売”も続出! 世界の時計ファンが大注目する、その魅力を徹底紹介する!
トゥールビヨンは超高価というイメージを覆す!
ブレゲが2世紀以上も前に発明したトゥールビヨンは、重力の影響を排除して高精度を目指す複雑機構。トゥールビヨン搭載モデルは、機械式が復活する1990年前後から最高峰の技術を語る象徴になってきた。
日本のメーカーでは製品化に至らなかったトゥールビヨンが今年になって姿を現し、いま注目の的だ。スイスにひけを取らない日本の精密技術や感性がトゥールビヨンに独自の新たな世界を開拓している。
2017年に「ゼロから時計を再定義する」を掲げて創業し、東京の八王子に工房を構えるゼロタイムは、独自に商品開発や設計を行い、日本や海外のムーブメントメーカーと提携してオリジナルモデルを発表。驚くのは、約30万円から50万円というトゥールビヨン搭載モデルの数々。トゥールビヨンは超高価という従来のイメージを完全に覆す。

T6 センター・トゥールビヨン ザ・クエーサー
2022年新作は、時計の中心部にキャリッジを置くブランド初のセンター・トゥールビヨン。ダイアルの意匠やムーブメント裏面の装飾にも計算された高級感が漂う。手巻き。ステンレススティール、ケース直径43mm。44万円。

T5 フルスケルトン・トゥールビヨン ジ・アーチャー・サファイアクリスタル
透明なサファイアクリスタルをケーストップに用い、中に収めたモダンなスケルトン仕様のフライングトゥールビヨンムーブメントが隅々まで見渡せるなんとも贅沢なモデル。手巻き。ケース直径42mm。45万8000円。
文=菅原 茂
(ENGINE2022年11月号)
※価格は雑誌掲載時のものです。
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