2022.11.30

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伝統的な手仕事技を極めた「モリッツ・グロスマン」の現代的魅力とは?【時計選びの新基準:自分だけのマスターピースを探せ!】

時計選びの基準が新たな局面に入ってきた。

これまでは使用するシーンを意識したルール的なものが存在したが、今は自身の”個性”や時計の持つ”物語”をより重視するように。性別やスタイルを超えたデザインやサイズ、また、環境に配慮した素材や従来の常識を覆す性能、異ジャンルとのコラボレーションなど、新たな取り組みが増えてきている。

そんな”これから”の時計選びの楽しみ方を「ネオ・ヴィンテージ」「モアバリュー」という要素に注目し、「モリッツ・グロスマン」渾身のモデルの魅力を通して紹介する。

古典的技法を現代に蘇らせた価値あるネオ・ヴィンテージ

素材や製法の技術革新により、文字盤はより多彩に表現の幅を広げている。これに対し、モリッツ・グロスマンは伝統的な手仕事の技を極める。

ブランド創立13周年を祝す記念モデルもその証であり、古典的な技法に現代的な磨きをかけ、魅力をより研ぎ澄ませた。ジャーマンシルバー製の文字盤に施されたのは、「トレンブラージュ」と呼ばれる彫金技法だ。ロゴやインデックスなど凸面以外を掘り込んだ文字盤に、専用工具の刀の角を押し当て、フランス語で”震え”を意味する技法名の通りに前後左右に振動させ、流砂のような表情を生み出す。その細かな一粒一粒が際立ち、さらにゴールドケースの光彩を受けて優雅に煌めくのだ。これまで文字盤の一部に用いられることはあってもこうして全面に施されるケースは珍しい。なぜなら美しい均一性を保つには、経験によって培われた高い手仕事の技術が求められるためで、まさにそれはモアバリューであると同時に、ブランドそのものの価値を語るのである。

こうした古典的な技法を現代に蘇らせるのはネオ・ヴィンテージといってもいいだろう。それはけっして過去に遡るのではなく、未来を追求した結果、到達した境地なのだ。


トレンブラージュ
19世紀に用いられた「M. GROSSMANN」のロゴを採用し、焼き入れされたブラウンバイオレット針も美しく映える。時刻合わせ時にリュウズを引き上げると巻き上げから時刻調整にモードが変わり、リュウズは自動的に戻る。調整後はサイドのプッシャーを押すと、通常の巻き上げモードに戻る。正確に時刻を合わせ、ケース内への埃の進入を防ぐ革新機構だ。手巻き。ローズゴールド、ケース直径41mm。682万円。


サンドブラストされたプレートには、筆記体でブランド名を手彫りする。モ
リッツ・グロスマン自身が製作した懐中時計へのオマージュだ。

ステンレススティールケースのバリエーションもあり、
好みによって選べる。こちらはブルースティール針と同色のブルーアリゲーターストラップを合わせた、よりモダンなテイストだ。506万円。

◆モリッツ・グロスマンの詳しい商品情報についてはコチラ!

問い合わせ=モリッツ・グロスマン ブティック Tel.03-5615-8185

文=柴田 充 写真=近藤正一

(ENGINE 2023年1月号)

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