2022.12.06

CARS

抽選の可能性も アルピーヌA110Rが予約開始 申し込みは12月11日まで

2022年10月に日本で世界初公開されたアルピーヌA110の性能向上バージョン「A110R」の日本での価格が発表された。

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Rは「ラディカル」の頭文字

「過激であること」を意味する「ラディカル」の頭文字を取ってA110Rと名付けられたアルピーヌの最速最強モデル。パワートレインは「A110S」や「A110GT」と同じだが、軽量化やシャシー性能の強化により、さらなる速さが与えられている。



軽い車重からさらに20kgそぎ落とす

エクステリアではフロント・スポイラーをはじめ、ボンネットやサイド・スカートをカーボン素材に変更。エンジンをカバーするリア・ウインドウもカーボン製パネルに換えられている。失われる後方視界はリアビュー・カメラによって補われる。また、ホイールもデュケイン社と共同開発したカーボン製で、サベルト製シートのフレームにカーボンが用いられている。それら素材の変更に加えて、遮音材の排除などもあり、車両重量は標準モデルより20kg軽い1090kgとなる。

ディフューザーはカーボンとグラスファイバーを用いた新形状を採用。リア・ウイングは専用のスワンネック・タイプでダウンフォースと空気抵抗のバランスも改善している。またエアロ・パーツだけでなく、ボンネットやエンジン・カバー、ホイールも空力に配慮したデザインとなっている。全長は50mm伸びて4255mmとなった。



サスペンションの設定もR専用

パワートレインは「S」や「GT」と同じ300ps/340Nmの1.8リッター直4ターボ+デュアルクラッチ式7段自動MT(DCT)で後輪を駆動する。加速は0-100km/hが3.9秒、0-1000mが21.9秒、最高速度は285km/hをマークする。

シャシーはサスペンションのセッティングを変更。スプリングは10%、スタビライザーは前が10%、後ろが25%強化され、車高と減衰力の調整機構も装着される。全高は10mm低くなり1240mmとなった。ブレーキはブレンボ製で、前後とも320mmのカーボン複合素材のディスクを装着。さらに冷却用の通気孔を追加している。タイヤは前が215/40R18、後が245/40R18のミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2を履く。



アルピーヌのF1マシンと同じ青色を用意

ボディ・カラーは2022年のアルピーヌF1マシンと同じブルーレーシングマットを含む27色。5色のブレーキ・キャリパーや左右のハンドル位置と合わせて、多彩な組み合わせの中から自分好みの選択ができる。

台数限定ではなくカタログ・モデルとして設定されるものの、年間生産台数に限りがあるため、購入申し込みは12月11日までとなる。受け付けはアルピーヌ・ジャポン公式ウェブサイト内の専用ページで行われ、申し込み数が販売台数を超えた場合は抽選によって購入者が決定される。なお、申し込みの際に申込金として15万円のクレジットカード決済が必要だ。

価格は1500万円。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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