2023.03.13

CARS

Dセグメント随一のイケメン、プジョー508がマイナーチェンジで手に入れた新しい顔もイケてる

プジョーがDセグメント・サイズのセダン&ステーションワゴン、508のマイナーチェンジ・モデルを本国で発表した。

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フロント・マスクを中心にデザインを変更

欧州ではマイナーチェンジのことを「フェイスリフト」と呼ぶことが多いが、新型508はその言葉どおり、クルマの顔であるフロント・マスクに大きく手を加えている。



さらにキリリと精悍になった

ヘッドライトは従来型よりも薄型でスリムになった新しいマトリックスLED式を採用。縦型のデイタイム・ライトはこれまでの長い1本から短めの3本形状に変更されている。フロント・グリルはボディ同色のドットを放射状に配置することで、グリルからバンパーへとグラデーションのように変化するデザインを採用。また、エンブレムは最新デザインへと置き換えられた。

リアはテールライト内部の形状を変更し、3本の爪痕をモチーフにしたデザインは継承しつつ、よりシャープな印象が与えられた。また、左右ライトをつなぐブラックのガーニッシュの中央に配されていたライオンのエンブレムは「PEUGEOT」のロゴに変更されている。18インチのホイールはデザイン性と効率の両立が図られた新しい意匠の5スポークで、ボディ・カラーは新色3色、設定範囲を拡大した1色を含め、7色を展開する。

インテリアはATセレクターを変更。レバー・タイプから新型308に見られるようなトグル・スイッチ式となった。ハイブリッド車には回生ブレーキの効きを強める「B」レンジ、ガソリン車にはシフト・パドルで手動変速できる「M」レンジが設定される。



スポーツ・モデルは専用デザイン

また、スポーツ・モデルの「プジョー・スポール・エンジニアード」(PSE)は、通常モデルとは異なるグロスブラックの立体的な形状を持つ専用のフロント・マスクを採用。バンパーやサイド・シルは空力を考慮した形状となり、ノーズには通常モデルに付けられている「508」のエンブレムの代わりにプジョー・スポールを表すクリプトナイトカラーの3本線が加えられる。ホイールは20インチで、ミシュラン・パイロットスポーツ4Sを装着。トレッドはフロントが24mm、リアが12mm、通常モデルより拡幅されている。



スポーツ・モデルは2モーターの4WD

パワートレインはプラグイン・ハイブリッド(PHEV)と内燃機関のみのパワートレインがそれぞれ3機種ずつ用意される。

通常モデルに搭載されるPHEVは2機種で、150psと180psの1.6リッター直4ガソリン・ターボに110psの電気モーターを組み合わせ、前輪を駆動する。もう1機種のPHEVはPSE専用ユニットで、200psの1.6リッター直4ガソリン・ターボに前が110ps、後ろが113psの2つのモーターを組み合わせ、世界耐久選手権(WEC)に参戦しているレーシングカーの「9X8」に由来するエネルギー・マネージメント・システムを用いて4輪を駆動する。PHEVの駆動用バッテリーの容量はいずれも12.4kWh。

内燃機関モデルは130ps の1.2リッター直3ガソリン・ターボと218ps の1.6リッター直ガソリン・ターボ、130psの1.5リッター直4ディーゼル・ターボを設定。いずれも8段ATで、前輪駆動のみとなる。

日本市場への導入は間違いないが、発表や発売の時期は未定だ。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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