2023.03.18

CARS

希少な小型ホットハッチ、アバルトに695を名乗る新グレードが登場

フィアットをベースにしたスポーツ・モデルを手掛けるアバルトに新グレード、「695ツーリズモ」と「695コンペティツィオーネ」が追加された。

通常販売モデルとして設定

これまで「695」はフェラーリやマセラティとのコラボレーション・モデルをはじめ、限定車に名付けられていたが、今回の2つのモデルは「F595」の上に位置する高性能モデルとして通常販売される。



180psの1.4リッター・ターボを搭載

エンジンは両モデルともに、F595よりも15ps/20Nm高い180ps/230Nmを発生する1.4リッター直4ターボを搭載。「スポーツ」スイッチを使用するとトルクは250Nmまでアップする。トランスミッションはシングルクラッチ式5段自動MTのほか、コンペティツィオーネには5段MTも用意され、前輪を駆動する。

いずれもフロントにはKONI製サスペンションとブレンボ製ブレーキ・キャリパーを装備。ロングツーリングでの快適性とワインディング・ロードでの俊敏性とを両立しているという。



サベルト製のカーボン・シートを採用

インテリアはアルカンターラ張りのメーター・フードやBeats製プレミアム・サウンドシステムを両モデルに採用。フロント・シートはヘッドレスト一体型のスポーツ・タイプで、コンペティツィオーネはカーボン・バックシェルのサベルト製となる。なお、コンペティツォーネはツーリズモよりも車両重量が40kg軽い。

ツーリズモはサンルーフを備えるハッチバック・モデルのほかに開閉式のキャンバス・トップを備える695Cを設定。コンペティツィオーネは固定ルーフのみとなる。ドア・ミラーとリップ・スポイラーはツーリズモがガンメタリック、コンペティツィオーネがカーボン仕上げとなる。



コンペティツォーネはMTも選べる

コンペティツィオーネのMT車は左ハンドル、そのほかはすべて右ハンドル。ボディ・カラーはツーリズモが4色、コンペティツィオーネは専用色のロッソパッシオーネを加えた5色を用意する。メタリック色とスペシャルソリッド色は5.5万円のオプションだ。

価格は695ツーリズモが457万円、695Cツーリズモ493万円、コンペティツィオーネは5段MTが480万円、5段自動MTが500万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement