2023.05.12

CARS

「ゆったり走れる懐の深さにヤラれてしまった!」 これが「プジョー308SW GT ハイブリッド」に試乗したジャーナリストの生の声だ!

プジョー308SW GT ハイブリッド

全ての画像を見る
2023年の注目の輸入車38台を一同に集めたエンジン大試乗会に参加したモータージャーナリスト40人が注目するクルマ! 乗り心地は上級セグメントに匹敵するほどに快適。出来栄えはクラス随一! プジョー308SW GT ハイブリッドに乗った武田公実さん、藤島知子さんの2人は、思わず叫んだ!

advertisement


出来栄えはクラス随一


正直に告白してしまうと、センターコンソールのSTART/STOPスイッチを押し、無音のまま計器盤の液晶パネルに各種の表示が映し出されるまで、今回の試乗車がプラグイン・ハイブリッド仕様であることにまったく気づかずにいた。でもそんな情弱な筆者にも、プジョー308はとてもナチュラルな一台だった。そして西湘バイパスから箱根ターンパイクにクルマを進めると、その第一印象が間違ってなかったことに気づく。スペックシートによると、システム総トルクは360Nmという野太い数値ながら、その出方はあくまでソフト。ワゴンでは1700kg超えとなるウェイトを感じさせないほどに軽快なハンドリングマナーを見せる一方で、乗り心地は上級セグメントに匹敵するほどに快適。出来栄えはクラス随一とも言える。そして、最新鋭の装備に囲まれながらも気後れすることなく独特の幸福感が味わえるのは、1990年代以前のプジョーの美徳が復活したかにも思われた。だから、家族や友人とこの多幸感を共有する。それが、現代におけるプジョーのあり方と感じられたのだ。(武田公実)



懐が深い

いつも魅力的な輸入車が勢揃いするENGINE大試乗会。生活に馴染むジャンルのクルマで私が思わずノックアウトされてしまったのが『プジョー 308 SW』。日本では2022年4月に最新世代のアーキテクチャーを採り入れた新型が登場した308は全長、全幅、全高、すべてが先代からひと周り拡大。クールなプジョー顔に変わって低く構えたスタイリングは洗練されていて、とにかくカッコいい。なかでも、ワゴンモデルのSWはハッチバックとは異なる優雅さが特徴。今回は4気筒1.6Lのガソリンターボ+電気モーターのプラグイン・ハイブリッド車にスタッドレス・タイヤを装着した仕様で走行。12.4kWhのリチウムイオン・バッテリーはリヤ・アクスル下に搭載されているが、その素直な身のこなしをみると、前後の重量配分に優れている印象だ。少しペースアップして走らせると、路面にタイヤを沿わせながら、しっとりと走る心地よさをもたらし、超絶なめらかなライン・トレース性を披露。エンジン+モーターでパワフルに走れるインパクトがあるし、それでいて、ゆったり走れる懐の深さにヤラれてしまった。(藤島知子)



写真=小林俊樹/郡大二郎/茂呂幸正/神村聖

(ENGINE2023年4月号)

無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。

無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。

いますぐ登録

advertisement

PICK UP



RELATED

advertisement

advertisement

PICK UP

advertisement