2023.03.23

CARS

日本は第5位 2022年のランボルギーニは過去最高の9233台を販売

2023年で創立60周年を迎えるイタリアのスーパースポーツカー・メーカーのランボルギーニが2022年の業績を公開した。

過去最高の数値を連発

納車台数は初の9000台超えとなる9233台。売上高は前年比の22%増で、2017年の2倍以上となる23.8億ユーロ(約3357億円)に達した。5年連続で増加している営業利益は6.14億ユーロ(約866億円)。25.9%の営業利益率は前年に対して56%増で、ラグジュアリー・カー市場のトップだという。これらの数字はいずれもランボルギーニ史上最高だという。



最も売れたのはアメリカ

納車台数はグローバルで増えているという。前年比の伸び率で見ると、トップは14%増のアジア。以下、アメリカの10%、EMEA(欧州、中東、アフリカ)の7%と続く。国別販売台数は、アメリカの2721台を筆頭に、中国圏(中国、香港、マカオ)が9%増の1018台、ドイツが14%増の808台、イギリスが15%増の650台。これに続くのが日本の546台で前年比22%増だった。

モデル別の納車台数は、SUVのウルスが前年比7%増の5367台、V10ミドシップのウラカンが20%増の3113台、2022年9月に生産を終了したV12のフラッグシップ・モデルのアヴェンタドールが753台だった。ステファン・ヴィンケルマン会長兼CEOによれば、今後18ヶ月分の受注を確保しているという。



2024年には全モデルをハイブリッド化

今年、記念すべき年を迎えるランボルギーニはこのような成功を基盤に、まもなく発表予定の新型V12プラグイン・ハイブリッドのスーパーカーを投入し、2024年末までに全モデルのハイブリッド化を目指すという。また、2028年内には過去最高の25億ユーロ(約3526億円)の投資を計画している。先行き不透明な世界経済や、スーパースポーツカー・ブランドの大きな課題である電動化などを切り抜け、成長を続けるための準備を着々と進めている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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