2023.04.06

CARS

「馬とクルマは似ています」 有馬記念を制したフランス人騎手のクリストフ・ルメールさんが感じ取ることができる、馬とクルマの共通点とは?

クリストフ・ルメールさんとベントレー・コンチネンタルGTマリナーV8

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クルマ好きのゲストを迎え、「これまでに出会ったクルマの中で、人生を変えるような衝撃をもたらしてくれた1台」を聞くシリーズ。今回は、日本の通年騎手免許を取得し、日本のレースに参戦中の騎手、クリストフ・ルメールさん。世界で最も馬券売り上げが高いと言われる日本の有馬記念。2022年暮れに行われた第67回有馬記念を制したのはイクイノックスと、騎手クリストフ・ルメールだった。クルマ好きというルメールさんに、馬とクルマについて聞きました。

撮影用に希望したクルマはベントレー・コンチネンタルGT

仕立ての良さが一目でわかるピン・ストライプのスーツをビシッと着こなすクリストフ・ルメールさん。2022年の有馬記念でイクイノックスに騎乗し、見事優勝したジョッキーである。競馬中継では派手な勝負服姿しか見られないので、そのダンディな姿に驚いた。ワイシャツの袖口には「C.L.」の刺繍がある。身に着けているものはすべてオーダー・メイドなのかもしれない。そんな美意識の高いフランス人のルメールさんが、撮影用に希望したクルマはベントレー・コンチネンタルGTだ。なるほど、スーツ姿はクルマに合わせたのだろう。真っ赤なベントレー・コンチネンタルGTとルメールさんのマッチングは見事だった。



フランスの高校を卒業後、騎手免許を取得したルメールさん。クルマの免許は18歳で取った。「最初に運転したのは両親から貰ったホンダ・コンチェルトです。古いローバーに似ているやつね(笑)」 競馬場には自分で運転して行ったという。「各地に点在する競馬場に3時間~4時間かけて通った。運転が楽しいというよりは大変だったよ(笑)」フランスで最初に買った自分のクルマはVWゴルフIVだった。「クルマは2年ごとに乗り換えていました。新しいクルマを手に入れるのは気分がいいし、ハッピーな気分でレース・コースに行くことができる。モチベーションを上げるのに良かったから」

フランスではVWゴルフIVから、ヒュンダイ・クーペ、アウディA3、ジープ・グランドチェロキー、BMW630iクーペ、BMW635i、マセラティ・グラントゥーリズモへと乗り継いでいったという。「マセラティ・グラントゥーリズモがこれまで乗ってきたクルマのなかで一番好き。シェイプが素晴らしいでしょう? 世界で最も美しいクルマのひとつだと思う。エンジン・サウンドも美しい。フェラーリよりもっと深い音色なんだ。ストラディヴァリウスと共通点があるらしい」マセラティ・グラントゥーリズモについて熱く語るルメールさん。クルマ選びのポイントにしているのは、外観だという。「グッド・ルッキングであることがクルマ選びの基本です。もちろん、インテリアも。それと快適性かな。パワーやどんなエンジンであるかということは、あまり気にしない」撮影のために用意したベントレー・コンチネンタルGTは、フロント・マスクが大好きなのだという。「力強いけれど、とてもエレガント。これはマリナーという特別な1台だからインテリアも素晴らしい」



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