2023.04.05

CARS

レクサスのEV専用車RZ450e発売 メルセデス、BMWのEVと真っ向勝負を挑む

2022年4月に世界初公開されたレクサス初の電気自動車=バッテリーEV(BEV)専用モデル、「RZ450e」の販売が発売された。

グリル・レスのスピンドルボディを採用

RZのエクステリアは、新型レクサスRXと共通する「スピンドルボディ」と呼ばれるフロント・マスクが特徴で、RZではさらにBEVならではのグリル・レス・デザインを採り入れることで空力設計や機能性を追求した。



レクサスRXより若干小柄

ボディ・サイズは全長4805mm×全幅1895m×全高1635mmで、RXと比較すると85mm短く、75mm低い。ホイールベースは60mm長い2850mmだ。ホイール・サイズは18インチと20インチを設定する。

ボディ・カラーは、BEVの走りをイメージしたイーサーメタリックや、金属質感の表現を追求したソニックカッパーなど、6色をラインナップする。



bZ4Xと同じプラットフォーム

プラットフォームはBEV専用に開発された「e-TNGA」で、ホイールベースとホイール径は同じくe-TNGAを用いる「トヨタbZ4X」と共通。71.4kWhのバッテリー容量も変わらない。パワートレインはモーターとトランスアクスル、インバーターをコンパクトにまとめたeアクスルを前後に搭載。フロントは204ps(150kW)/266Nm、リアは109ps(80kW)/169Nmを発生し、4輪を駆動する。WLTCモードの航続距離は、20インチ仕様で494km、18インチ仕様で534kmだ。

「ダイレクト4」と呼ばれる新しい4輪駆動力システムは路面状況などに応じて駆動力と制動力の前後配分を調整し、車両姿勢や挙動をコントロールする。なお、世界初公開時にお披露目された、飛行機の操縦桿のようなステアリングを持つステアリング・バイ・ワイヤを備えたモデルは今のところ設定されていない。



発売記念モデル「ファーストエディション」を設定

ラインナップはカタログ・モデルの「バージョンL」のほか、発売記念モデルの「ファーストエディション」を500台限定で設定。ファーストエディションは専用ブラック塗装の20インチ・アルミホイールや専用内装、パノラマルーフ、先進駐車支援システムのアドバンストパーク+パーキングサポートブレーキなどを特別装備する。

価格はバージョンLが880万円、ファーストエディションが940万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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