2023.04.19

CARS

SUVクーペの先駆者、BMW・X6がマイナーチェンジ 全モデルをハイブリッド化

BMWのEセグメントSUVである「X5」のマイナーチェンジと同時に、そのクーペ・バージョンとなる「BMW・X6」のマイナーチェンジも行われ、日本市場での販売が開始された。納車開始は2023年7月以降となる予定だ。

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精悍なブラック・グリル

エクステリアはX5同様、前後まわりを中心にデザインを変更。フロント・マスクにはBMW初となる矢印型のデイタイム・ライトを用いたヘッドライトを採用。フロント・バンパーは大型化され、バンパー・グリルの形状を変更した。「M60i・xドライブ」ではキドニー・グリルより下にブラックアウトした八角形と、両端に縦スリットを配置。「Mコンペティション」では中央部に台形に近い六角形、両端に台形の開口部を設け、開口面積を大きく取っている。



BMW最新の2画面式インパネ

インテリアでは12.3インチのメーターパネルと14.9インチのセンター画面を一体化し、運転席側に湾曲した曲面ディスプレイを採用。M60iではシフト・レバーを廃して、インフォテインメント系のダイヤル式コントローラー周りをプレーンなデザインとした。



2モデルともM仕様

日本導入モデルは、Mパフォーマンス・モデルのM60i・xドライブと、Mハイパフォーマンス・モデルのMコンペティションの2タイプ。いずれも4.4リッターV8ツインターボに48Vマイルド・ハイブリッド・システムと8段ATを組み合わせる。システム総合出力は、M60iが530ps/750Nm、Mコンペティションが625ps/750Nmだ。

M60iはアダプティブ・サスペンションと4輪操舵を標準装備。Mコンペティションは電子制御ダンパーとアクティブ・スタビライザーをセットにした「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」を備える。Mコンペティションの走行モードは「コンフォート」と「スポーツ」のほか、さらにダイナミックな走行性能を意図した「スポーツプラス」を設定。リアにはアクティブ・ディファレンシャルを搭載する。

価格は、M60i・xドライブが1622万円、Mコンペティションが2012万円となっている。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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