納車はいつになるやら　すでに2万台以上を受注した新型日産セレナe-パワーが販売開始

関耕一郎

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新型日産セレナが、2022年12月に発売した前輪駆動（FF）のガソリン車に続き、シリーズ・ハイブリッドのe-パワーの販売を開始。また、1991年に初代を発売以来、販売台数が累計で200万台を超えたことも同時に発表された。

半数以上がeパワー

e-パワーの受注開始は今年2月末から開始されており、それ以来、受注台数は4月12日までに2万410台に達している。この台数は新型セレナの半数以上に当たるという。

500万円弱の最上級グレードが15％以上

e-パワー車の受注台数のうち15％以上が最上位グレードで価格が479万8200円の「ルキシオン」。ボディ・カラーは単色が10色、ルーフをブラック塗装する2トーンが4色用意されるが、受注はプリズムホワイトがもっとも多く、それに次ぐのがダイヤモンドブラック。2トーンはプリズムホワイト／スーパーブラックの人気が高いという。

e-パワーのパワートレインは、発電専用の新開発1.4リッター直4ガソリンに従来から出力を20％高めた163ps/315Nmの走行用モーターを組み合わせたシリーズ・ハイブリッド。また、複数の骨格車体部品に、製造時のCO2排出量をほかの素材との収支で実質100％削減した低CO2高炉鋼材を新規採用している。ボディ・サイズは全長4765mm×全幅1715mm×全高1870mm（ハイウェイスター）で、旧型のハイウェイスターより全長が5mm短く、全幅が25mm狭くなっている。

新しい保険プランの提供を開始

セレナe-パワーから新たな保険プランの提供を開始することを発表。日産ファイナンシャルサービスと損害保険ジャパンが共同開発したこの日産カーライフ保険プラン・つながるあんしんプラスは、テレマティクスで取得した走行データに基づく保険料割引と、事故時の緊急対応／レッカー手配／保険会社への事故報告の一貫サポートを行う。

e-パワーの価格は319万8800〜479万8200万円となっている。