2023.05.13

CARS

「ゴーカート感覚というクイックなハンドリングと身のこなしは、大きなボディでも健在」 これが「ミニ・クーパーSEクロスオーバーALL4」に試乗したジャーナリストの生の声だ!

ミニ・クーパーSEクロスオーバーALL4

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2023年の注目の輸入車38台を一同に集めたエンジン大試乗会に参加したモータージャーナリスト40人が注目するクルマ! クーパーS同等の動力性能を身に着けているというのが車名の由来! ミニ・クーパーSEクロスオーバーALL4に乗った金子浩久さん、渡辺敏史さんの2人は、思わず叫んだ!

ミニらしさは健在

長い車名の明細は、“クロスオーバーというミニのSUV版をPHEV化し、クーパーSの装備と性能を持つ4輪駆動車”となる。数時間前に乗ったプジョー308SW GTハイブリッドとは対照的な走りを示していた。ミニ・ブランドが標榜している「ゴーカート感覚」というクイックなハンドリングと身のこなしは、このミニとしてはだいぶ大きなボディでも健在だ。ステアリング・ホイールを少し切っただけでも、機敏に向きを変えていく。硬めでストロークの短いサスペンションは引き締められ、クルマとの強い一体感をもたらしてくれる。4輪駆動の効能もあって、コーナリング中の安定感も高い。西湘バイパスと箱根ターンパイクを走った限りでは、モーターだけで走行する領域はそれほど広くなく、長めにエンジンが駆動されていたように感じた。モーター走行による静粛性の高さや滑らかさなどよりも、エンジン駆動を伴う走行による躍動感やダイレクト感の高さが特徴となっている。もう一つの特徴と魅力がインテリアのクオリティの高さだ。素材使いや造形が入念に行われ、独自の質感を持っている。(金子浩久)



貴重な選択肢

ミニ本体は風の噂でそろそろフルモデルチェンジの声も聞こえてくるが、通例であればクロスオーバーはもう少し先ということになる。そんなわけでPHEV化に執心しているわけだが、こちらは1.5リッター 3気筒ユニットをベースに、モーターアシストによってクーパーS同等の動力性能を身に着けているというのが車名の由来だ。走ってみると確かにクーパーSに迫ると、時にそれ以上かと思わせる力強さが感じられる。軽快感という点では残念ながら積むものなりの重さは感じるが、そもそもロール量の少ないセッティングのミニゆえ、上屋の動きへの影響は小さい。感心するのは電池等を搭載しながらパッケージへの影響が感じられないことで、背筋を伸び気味とする着座姿勢や前が見通せる視点位置などの後席居住性は、下手なCセグメントよりよほど理想的だ。荷室容量も蹴られていないし実用性も充分に高い。都会の戸建てでコンパクトに暮らす向きには、生活に彩りも感じさせてくれる貴重なPHEVの選択肢だろう。(渡辺敏史)

写真=小林俊樹/茂呂幸正/郡大二郎/神村聖

(ENGINE2023年4月号)

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