『タイプR』への情熱がジムカーナ・チャンピオンへ導いた！　好きすぎて2台のDC2インテグラと暮らす、23歳オーナーの真相に迫る！　【連載『若者だってクルマ好き！』#1】

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2台のDC2インテグラと暮らす、23歳オーナー！

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愛車が一番輝ける舞台を探して

部活で現役生の間は、部が所有するクルマで試合に出るから、あくまで自分のものは普段使いと練習用。VTECと呼ばれるツインカム・エンジンは低回転時のトルクが細いと言われがちだけれど、必要十分な力のあるローカムの回転域で街なかをゆっくりと流すのも気持ち良いという。見た目も大好きだから、道路沿いの建物に映りこんだ愛車を眺めていると惚れ惚れする、と話してくれた。しかし、部活を引退する頃になると、気持ちに変化が起きた。

「インテグラのことが大好きだから、ずっと乗り続けたいしもっと上手く操れるようになりたい。そして、このクルマが一番輝けるステージで走らせたいと思うようになりました。しばらく考えて、たどり着いた答えがジムカーナです！」

こうして部活引退後も競技人生を歩むことを決めた坂田さんは、愛車を試合用に仕立て始める。しかし困ったことに、競技用のセッティングを追求すればするほど、普段使いには向かないクルマになるのは避けられなかった。そこで、1台増やすことにした。これが、2台目のインテグラなのだ。

「インテグラは意外に燃費が良い（16km／リッター！）し、タイヤ14本と工具一式も余裕で飲み込む積載性があるから、試合の時のサービス・カーとしても良いなと思っていました。それに、やはり古いクルマだから、試合で安心して使い続けるためには部品の予備が必要。もう1台あったら、いざという時には丸ごとスペア・カーにもなるし、普段の消耗品も共通化できるから、これは良いぞ！　と決めました」

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