2023.05.27

CARS

GR86と1万kmを共にして思うこと「サブスクだけれど、愛着が湧いています!」【GR86:エンジン編集部の長期リポート番外篇 #3】

サブスク価格5万3240円/月のGR86。

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クルマが好きすぎて、エンジン編集部のアルバイトから編集部員になったムラヤマがリポートする、サブスクGR86の長期リポートの番外編。あっという間に10ヶ月。走行距離も1万キロの大台に乗りました。相変わらず走りがいいからこそ、少し気になるところが出てきました。

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走行距離制限がある!?

昨年1月に注文し、6月3日に納車されたGR86は、今年の2月15日にオドメーターが1万キロを指した。

初回の記事で「あまりに楽しいから、走りすぎてしまわないか心配だ」と書いた通り、キントのクルマには走行距離制限がある。それは月平均1500キロ。この規定は車両返却時までの平均だから、ある月が少し多くなっても大丈夫。1ヶ月目には3700キロも走ってしまったからどうなることかと心配したけれど、今日まで特に走行距離を気にせず乗った結果、月平均は約1100キロ。しばらく考えなくて良さそうだ。もし、返却時にこの制限を超えてしまった時には、1キロあたり11円で精算することもできる。ただ、1年で1万8千kmも走れるのだから、ほとんどの方は追加料金を支払うことはないだろう。

GR86は、1万キロ以上を走った今もやはり、手頃で優れたスポーツカーだと感じるのは変わらない。ワインディングに走りに行くのももちろん楽しいけれど、交差点を曲がるだけで軽い鼻先と正確なハンドリングを味わうことができるし、信号待ちで先頭になれば、低回転域からトルクたっぷりの加速を楽しむことができる。地上高も低すぎず、段差やスロープでボディを擦る心配も無い。



しかし同時に、少し気になることもある。内外装については写真のキャプションで確認してもらうことにして、ここでは走りについて。納車時の初回リポートで、6段MTの感触が渋いと書いた。この時は、まだこれが新車だからなのだと思っていたけれど、1万1千キロ走った今でも変わらないのだ。エンジンが温まれば若干改善するけれど、特に交差点や横断歩道で、微低速までスピードを落としてから1速や2速で再加速をするような場面では、強めの力をかけないと入らない。時には、ダブル・クラッチを組み合わせることもあるのだ。色々と試した結果、どうやらエンジンの振動が原因の1つかもしれないと思っている。以前、エンジン・オイル交換をした時に数日間だけシフト・フィールが抜群に改善したからだ。この現象は個体差なのだろうか。いつか確かめたい。

文=村山雄哉(ENGINE編集部) 写真=茂呂幸正

■GR86
サブスク価格:5万3240円/月
導入時期:2022年6月
走行距離:1万1233km

(ENGINE2023年6月号)

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