2023.06.19

CARS

ルノー・ルーテシアが三菱コルトに大変身 三菱とルノーが欧州でタッグを組む

三菱は欧州市場向けに2代目となる新型コルトを発表。2014年に先代モデルの販売を終了して以来、9年ぶりの復活だ。

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RVRに次いで2モデル目

写真を見ておわかりのとおり新型コルトは先日マイナーチェンジが行われた新型ルノー・クリオ(日本名ルーテシア)がベースで、欧州向けのモデルにルノーからOEM供給を使用するのはキャプチャーを用いたRVRに次いで2モデル目。生産はルノーのトルコ・ブルサ工場で行われる。



独自のグリルで差別化

エクステリアのボディ・パネルはクリオのままだが、三菱独自のデザイン・コンセプトであるダイナミックシールドの要素を取り入れた専用のフロント・グリルを採用。スリムなフルLEDヘッドライトはクリオと同形状だが、下部にL字型デイタイム・ライトはコルト・オリジナルの意匠となっている。バンパーがワイド感を強調するデザインのリアまわりはエンブレムが異なる以外は基本的に変わっていないように見える。

室内もクリオに準じる。7.0インチもしくは9.3インチの画面を用いたスマートフォン連携ディスプレイ・オーディオを装備。エンジン特性やステアリング・フィールなどを変更できるドライブ・モード切り替えはこのディスプレイ上で操作することも可能だ。



E-テック・ハイブリッドを搭載

プラットフォームはルノー・日産・三菱アライアンスの「CMF-B」を採用。パワートレインは2種類のガソリン・エンジンとハイブリッドを設定。エンジンのみモデルは、1.0リッター直3ターボ+6段MTと1.0リッター直3自然吸気+5段MTを用意する。ハイブリッドは1.6リッター直6ガソリンに駆動用と発電用のモーター2基を備えた自動変速機と1.2kWhの駆動用バッテリーを組み合わせた、ルノーでは「E-テック・ハイブリッド」と呼ばれるシステムだ。

欧州での販売は10月に開始される予定。ルーテシアとの関係を考えると日本市場には導入されないだろう。



文=関 耕一郎

(ENGINE WEBオリジナル)

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